2学期始業式 校長式辞

実り多い夏休みを終え、いよいよ2学期がスタートしました。

挑戦し、変わり続ける生徒たち

この夏、本校の生徒たちは本当に素晴らしい姿を見せてくれました。3年生の中には、夏休み中も毎日のように登校し、自らの進路という目標に向かって懸命に学習に励む姿がありました。また、1学期から夏休みにかけ、ボランティア活動や学外の様々な行事に積極的に挑戦した生徒は、なんと226名にのぼります。自らの夢を叶えるために、一歩ずつ行動を起こし、変わろうとしている生徒たちの姿を心から誇りに思います。

「電車型教育」から「自動車型教育」へ

私は常々、生徒たちに「自分の人生は、自分で考え、自分で築きなさい」と伝えています。 これからの教育は、全員が同じ1両の電車に詰め込まれて決められた目的地へと運ばれる「電車型教育」であってはなりません。生徒一人ひとりが「自動車の運転手」となり、自ら目的地を決めてハンドルを握る。そして、私たち教職員はその助手席に座り、適切なアドバイスを送る伴走者(アドバイザー)であるべきです。 進路を決定するのも、人生の舵を取るのも、すべては生徒自身です。自分で考えず、ただ受け身で流されていては、社会に出たときにいつも「受け身」の人間になってしまいます。自分の人生をどう生きたいのかを真剣に考え、自分の意見をしっかりと持って発信できる人間になってほしいと願っています。

目的意識を持った選択と、具体的な行動力

昨年、ある素晴らしい先輩がいました。その生徒は、学力としては別の大学に十分合格できる力を持っていましたが、「将来、情報セキュリティの仕事をしたい。その勉強ができる大学に行く」と自ら調べ、実際にオープンキャンパスへ足を運んで自らの進路を決定しました。 誰かに言われたからではなく、「自分の学びたいこと」を明確にし、自らの意志で行動して進路を切り開く…これこそが、本当の意味での「主体的な進路選択」です。

「考え、行動すること」が本校の学び

高校生活の3年間は、驚くほどあっという間に過ぎ去っていきます。1・2年生の皆さんも、先輩たちの姿に学び、まずは「自分で考えること」、そして考えたことを「言葉にし、行動(実行)に移すこと」に挑戦してください。 本校は、ただテストの点数を競うためだけの場所ではありません。生徒たちが自ら人生について考え、主体的に行動を起こし、それぞれの未来を力強く切り拓いていくための学校です。

2学期、生徒一人ひとりがそれぞれの「自動車」を力強く運転し、未来へ向かって進んでいくことを心から期待し、全力でサポートしてまいります。

        令和8年9月1日
         大分県立情報科学高等学校
            校長 橋本 武晴