『令和5年度・ 修了式』校長式辞を記載しました。

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   『修了式 式辞』

   みなさん、こんばんは。

 今日は、令和5年度最後の、そして私の最後の修了式です。

 私らしく、自分の言葉で、私の思いを話したいと思います。

 「聞いたことがある」と、思うかもしれませんが…

  まず、この1年、皆さんは、授業や実習、部活動、ものづくり活動、生徒会活動、資格取得、ボランティア、アルバイトなど、様々な活動に頑張ってきました。正に、いつも私が常に言ってきた「TRY」を体現してくれました。私は、「明るく元気で、優しいみんなの姿」に、感動と元気をもらいました。本当にありがとう!

  この写真を見てください。

  まず『松』。

 『杉』のように目標となる太陽に向かってまっすぐ伸びるのはかっこいい。

  でも私は、小石川後楽園の松の写真のような『松』が好きです。

  この松は、支えの竹や木、針金を使って、ほかの枝とのバランスをとり、何年も何十年も掛けてかっこよく育ちます。

  人も一緒!

  多くの人に支えられています。 目標に向けて真っ直ぐ進める人はかっこいい。でも、なかなかそうはいきません。失敗したり、注意されたりすることも多いと思います。でもその時に、「素直」な心と「感謝」の気持ちを持って乗り越りこえていけば、人は、その分だけ、かっこよく立派に成長すると思います。

  そして、新たな世界での人の出会いを大切に、縁を絆に深化させることができれば、さらに立派に成長すると思います。

  自分に余裕があるときは、支える側に立ちましょう!

  次に『竹』。

  竹は、しなやかで折れにくい。竹は、力学的に素晴らしい自然の傑作品です。そして、節目が多ければ多いほど、さらに折れにくくなります。

  竹に節目があるように、人にも節目があります。

  今日の修了式もそうです。高校受験、入学、進級、進路決定、卒業、就職、失恋、結婚、出産、退職…など節目があります。節目を真剣に考えて、乗り越えることによって、強くなり、次の道に繋がります。私たちも柔軟な考え方で、折れにくく、節目多く経験し、強くなりたいですね!

  竹は、人生そのもの!

  最後に『梅』。

  大分工業玄関前や、我が家の庭の梅の木。毎年きれいな花を咲かせます。梅の木は葉ができると虫がつきやすい!そこで、思いっきり枝を切りました。でも、切っても切ってもまた伸びて、毎年美しい花を咲かせます。

  私たちも、梅のように、何度倒れても、その度に挫けずに起き上がり、花を咲かせられるような生き方ができるといいですね!

  七転八起!

  そこで、歌ごごろも、絵ごころも、字ごごろもない私ですが、筆ペンで書いてまとめてみました!

  そして、『富士山』。

  修学旅行の飛行機の中から見た、雲の上に頭を出していた『雄大な富士山』。私は、新幹線や飛行機は、できるだけ富士山が見える席を取ります。富士山を見ると、心が洗われて、広い心を持って堂々と生きたい!と思えるようになります。

  皆さんも、様々な活動を通して、多様な考えを受け容れ、大工生らしく、相手を思いやり、優しく、逞しく、心の広い人になってください!

  いつも、真剣に話を聞いてくれてありがとうございました!

                                                                                                                                                大分県立大分工業高等学校 

                                                                                                                                                  校長 佐藤 啓治

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[ 記載画像は、『令和5年度・ 卒業式』のデータから編集した“SUMMARY ARCHIVES VOL.72”。 ]