“切磋琢磨”をモチーフに、生徒たちが志向する未来…。

[ コンテンツ・データ記載= 総務分掌 WEB担当 ] ※参考 = アイテム更新 9月  27日(水) 日時指定HP自動更新システムを適用。 

◎過年度の「生徒会テーマ」に設定されていた、故事成語に源を成すとされる“切磋琢磨”。この言葉には主に2つの意味があるとされ、1つ目は努力を重ねることで、学問や道徳や技術を磨くことという意味で用いられ、2つ目の意味は友人同士で励まし合ったり、競い合ったりしながら、互いに向上していくという意味で引用されることが多いということ。1つ目の意味が単独である場合に使うのに対して、2つ目の意味は二人以上の人間で努力しあう場合に使われるという違いがあると言われています。「切磋琢磨」の由来となっているのは孔子が編成した中国の詩歌集『詩経』で、『詩経』の中の「衛風淇奧」という篇に「如切如磋、如琢如磨」という一節が存在。これは「切(せっ)するがごとく、磋(さ)するがごとく、琢(たく)するがごとく、磨(ま)するがごとく」と読み、「切する」とは切り刻むこと、「磋する」は研ぐこと、「琢する」は打つこと、「磨する」は磨くことに該当。往時の生活では、象牙や石などに精緻な加工を施して、工芸品を作ることを表していると考えられ、「衛風淇奧」の中では衛の国の武公を優れた工芸品に例えて褒め称える場面で、「切磋琢磨」の由来となる言葉が使われていると言われています。武公は90歳という高齢になってからも、徳を納めるために自己鍛錬を怠らなかったとされており、武功を讃える逸話から「琢磨」という言葉が生まれたと言われている此節…。いかなる時代、シチュエーション等の相違があっても、言葉が内包する有意性を理解した上で、それぞれの目標達成や組織全体の活性化に務めることの大切さが読み取れる故事成語。生徒たちによる個別の「鍛錬」と相互の「研鑽」が有機的に呼応すれば、更なるブラッシュアップが可能になる…。そんな雰囲気が感じられる定時制点描ではあります。※[データ記載日時 = 9月 26日(火) 21:25 ]  

[ 記載データは、7~9月期の各種活動からセレクトした“SUMMARY ARCHIVE’S VOL.40”。 ]