平和学習を実施しました

7月25日(木) 「平和学習」を実施しました。講師には、昭和20年8月9日に長崎に投下された原子爆弾での被爆経験を持つ八木道子さんを長崎県からお迎えし、お話をしていただきました。

被爆当時、小学校1年生だった八木さんは、兄姉弟の5人で自宅にいたそうです。原爆が投下された11時2分は、空襲警報も解除されており、皆が普段の日常を送っていたそうです。そのような中、長崎上空を飛んでいた飛行機(上空1万メートルを飛んでいたアメリカの爆撃機)を自宅から見上げていた八木さんは被爆したということです。原爆投下の前後の写真などを使い、当時の様子を赤裸々に語っていただきました。爆心地の近くの黒焦げになった遺体や背中に大やけどを負った方の写真からは原爆の凄まじさがとても伝わってきました。また、原爆の熱線で溶かされた一升瓶や焦げた瓦の破片などの実物も見せていただきました。

今回の講演を通して、あらためて「核兵器の恐ろしさ」を実感するとともに、平和の大切さを再認識することが出来ました。
長崎を最後の被爆地に」という言葉が印象的でした。
この言葉のとおり、これからも世界が核兵器根絶に向けて活動し、3番目の被爆地が生まれないように、私たちは「平和のバトン」をつないでいかなければならないと感じました。

八木さん、本日は遠い所、耶馬溪までお出でいただきありがとうございました。これからも、元気に活動を続けてください!