文字サイズ
文字サイズ

大分県高等学校野球選手権大会 大分大会1回戦 対鶴崎工業

5月11日(土)に各支部大会を勝ち上がってきた高校による選手権大会の1回戦が行われました。臼杵高校は前回の九州大会予選で涙をのんだ鶴崎工業高校との対戦となりました。結果は0-1の惜敗でした。二回裏に一死三塁、三回裏に一死満塁などの好機を作ったのですが、得点には至らず痛い敗戦となりました。今回の苦い敗戦に涙を流した生徒もおり、三年生はこの後に控える夏の甲子園予選が最後の大会となります。悔いの残らないよう全力で取り組んでまいりますので野球部のみならず他の部活動にも変わらぬ声援をお願いいたします。

<以下、試合の詳細>
・臼杵は後攻、先発は生田(2年)、捕手中野(3年)のバッテリーで試合開始。

一回表
先発の生田が四球でランナーを抱えるも無得点に。

一回裏
先頭武生が相手の失策で出塁、次打者は三振に倒れるも、田中が四球を選ぶ間に武生が盗塁を決め一死一二塁となる。次打者は遊ゴロに倒れ併殺の危機も送球が逸れ一塁はセーフ。ランナー一三塁の先制の好機。しかし後続が三振に倒れ無得点に。

二回裏
一死から一番武生がスリーベースで出塁。後続は空振り三振…と思いきや捕手が捕球できず振り逃げを狙いに一塁へダッシュ。送球が逸れ、一塁手の足が一瞬離れますが判定は惜しくもアウト!スタンドからもため息がもれます。二死となりその後は二塁ゴロで無得点。

三回表
先頭打者にセンター前ヒットを打たれる、次打者の二連続バント失敗で追い込むも開いた三遊間を破られ無死一二塁のピンチに。鶴工は四番でバントを選択、一死二三塁の大ピンチとなりますが、ここで生田のギアが変わります。スクイズ、犠飛、バッテリーエラー何もミスの許されない中で二者連続三振という最高の出来で得点を許しません。

三回裏
先頭兎拂煌が右中間にヒットを放てば、続く中野もレフト線に落ちる連続安打。大平はバントの構えからヒッティングに!惜しくもショートに抑えられ三塁封殺。生田に死球を出し一死満塁の大チャンス。藤澤はスクイズを敢行しますが本塁への送球が早く得点にはならず。続く白石の打球は三塁線に飛びますが、サードの好プレーに阻まれ先制点はなりません。チャンスを作るも一点が遠い展開に。

六回表
先頭にヒットを打たれる。バッテリーエラーとバントで一死三塁のピンチ。ここで相手エースがしぶとく食らいついた打球はセンター前に転がり、先制点は鶴工に。さらに一死一塁で中野が弾いた隙を突いて二塁を目指しますが、ここは中野の強肩が勝りランナーを刺すことに成功、二死でランナーがなくなります。しかし続く打者にまさかの安打、二塁打と連続安打を浴び、二三塁となり追加点のピンチを招きますが、一塁ゴロを兎拂煌が上手く回り込み追加点は許しません。

八回裏
一死後から田島が遊ゴロを放つもショートが上手く取れず田島はセーフに。次打者田中でエンドランをかけますが、一塁のみアウトになり二死二塁。四番兎拂煌に期待がかかりますがライトへフライがあがり同点のチャンスを逃します。

九回裏
先頭の中野がセンター前にヒットを放ちランナーを二塁まで進め、同点の好機を迎えますが後続が倒れ試合終了。

・九回を6安打に抑え、先発メンバーで唯一の2年生、生田君へのインタビュー。
Q,先発として今日の試合の意気込みはどうだったか?
A,前回の試合で悔しい思いをしたのでまずは先頭を出さない、上位打線をキッチリと抑えるということを目標にして精一杯頑張ろうと思った。

Q,三回に一死二三塁のピンチがあったがどうのりきろうと思ったか?
A,キャッチャーの中野さんに「低めに来い」と言われ、信じて投げた。まずは三振意識で乗り切ろうと思っていたが、最高の形で無得点に抑えることが出来て安心した。

Q,次の大会は夏になるが、夏にむけて目標などあれば
A,やはり先頭に出られると失点の恐れがあるということが分かった、回ごとの先頭を出さないように意識を強く持ち要所を丁寧に投げて抑えることを目標にしていきたい。
本日の先発メンバー。※( )内の数字は学年
1.(三)武生(3)
2.(中)田島(3)
3.(遊)田中(3)
4.(一)兎拂煌(3)
5.(捕)中野(3)
6.(左)大平(3)
7.(投)生田(2)
8.(二)藤沢(3)
9.(右)白石(3)