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野球県南支部予選2回戦

4月13日(土)、第145回大分県高等学校野球選手権大会県南豊肥支部予選2戦目(対佐伯鶴城)を行いました。結果は6対1で勝利しました。

【以下詳細】
支部の代表を決める支部戦Aリーグの天王山が13日に佐伯中央病院スタジアムにて行われました。勝てば1位通過が決まる(仮に勝敗同率の場合は当該校の勝敗にて決定)ため、1位と2位とでは大きな違いを持つ大事な一戦でした。佐伯鶴城は球速140kmを越すピッチャー2人、打撃も強力といった相手をどう攻略するかがカギでした。

一回表
相手先発が145kmのストレートでストライクを取り会場が驚く中、先頭打者の武生が物怖じすることなく左中間へ弾き返し二塁打に、ノーアウトのランナーが得点圏に進み先制のチャンス。続く田中はフルカウントまで粘るも左飛に倒れワンアウト。後続も三振、セカンドゴロで先制の好機を逃す。

二回表
簡単にツーアウトを取られるも、次の大平の打球はショートゴロに。グラブに収まらず慌てたショートが一塁悪送球、大平は二塁は進みます。次打者生田の叩きつけた打球はサードの頭を越えレフト線へのタイムリー二塁打。続く藤澤は空振り三振でチェンジ…のはずが、キャッチャーがこれを後逸。振り逃げとなり一塁三塁のチャンスと思いきや、藤澤は隙を見逃さずに果敢に二塁を攻め取る。打順は先頭にかえり武生が更にレフト前へタイムリーを放ち、この回二点を先制。

二回裏
先頭打者に一塁横を抜かれるヒットを打たれるもその後、お手本のような6-4-3のダブルプレー。無死でランナーを背負うも好守で無得点に。

三回表
無死から中野が四球を選ぶ、田島がフルカウントからの打球はセカンドゴロ、ゲッツーを免れランナーが入れ替わる。田島が盗塁を決め一死二塁。次打者の打球はショートゴロ、まさかの後逸で田島は本塁突入を敢行、バックホームが返ってくるもわずかに逸れホームインで三点目を得ます。

三回裏
一死からセンター前にヒット。三振のあとワイルドピッチでランナーは二塁に進むもセカンドゴロでキッチリ無得点に抑える。

四回裏
この回鶴城は驚異のクリーンナップから。先頭に強烈にはじき返されセンターにヒットを打たれるも次打者でまたも6-4-3のダブルプレーと中飛で無得点に。

六回表
先頭兎拂がレフト前にヒットを打てば、大平のバントはフィルダースチョイスを誘い、無死一二塁に。生田が送り、藤澤の打球は一塁のグラブを弾きライト前へ(記録はエラー)と好機を広げれば、この日好調の武生が一二塁間を上手く抜くタイムリー。更に中野が犠牲フライを打ち貴重な追加点を三点加えることに成功する。

六回裏
この回からピッチャーは三浦眞に。一死を取ったあとセカンドに行った打球は打者の足が早くセーフに。次打者に左中間へ打たれるもセンター田島の好返球により本塁突入は阻止します。二死二三塁のピンチに四番の打球はセンターへ。落ちるかと思われた打球はまたも田島が上手く回り込み鶴城に点を与えません。

七回裏
この回先頭バッター相手5番の打球はライナーでライトへ、勢いは衰えずそのままスタンドイン。低反発バットなんのその、ソロホームランで臼杵高校は初めての失点となり一点を失います。

九回表
先頭の田中がセンター前に、続く中野が渋くライト線へ落とすと無死一三塁。次打者の当たりは浅いレフトフライ。さすがに犠牲フライには届かず、田中は本塁へと還れませんでした。続くバッターの打球はセカンドゴロ。田中がここで本塁に突っ込みますが惜しくもタッチアウト。二死となり、最後はフラフラと上がった打球はショートフライに。ダメ押し点とはなりませんでした。

九回裏は特に危ない展開もなく、スリーアウトで試合終了。6-1で無事一位通過を決め、昨年に続き県選手権への切符を手にすることが出来ました。

以下は本日3安打3打点の三年 武生 空くんへのインタビュー
Q.いつもは中軸辺りを打つのに今回は一番で不安はなかったか?
A.打順にこだわりはなく、気持ちは楽だった。一番打席が回ってくるので何とか塁に出ることを意識して打席に立つことが出来た。

Q.相手投手は球速も早く対応はどのようにしていたか?
A.まずは速い球にあわせて丁寧にはじき返すことを考えていた。相手の球に負けないように気持ちもバッティングも意識出来てよかったと思う。
Q.これで県選手権への出場が決まったが意気込み聞かせてください
A.昨年に引き続き出場が決まり、より気持ちが引き締まった。県選手権では1つ1つ勝ち上がれるよう大事にしていきたい。

二戦目の結果 竹田9-0豊南(七回コールド)、津久見10-0文理大附(五回コールド)

パートA        パートB
臼杵(2勝)通過    津久見(2勝)通過
佐伯鶴城(1勝1敗)  日本文理大付属(1勝1敗)
竹田(1勝1敗)    三重総合(2敗)
佐伯豊南(2敗)