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5月25日~26日にかけて2年生の理系クラスで化学分野の観察を行いました。
この観察実験は、1組は26日の4時間目帯に、2組は25日の5時間目帯に、溶媒の違いによって物質の溶けやすさがどう変わるかを観察したものです。
水はδ+、δ-で示される弱い静電気を帯びている極性分子です。実験ではまず、水にイオンからなる硝酸ナトリウムNaNO3、無極性分子のヨウ素I2、分子内に低極性部分を含む極性分子のエタノールC2H5OH、無極性分子の液体ヘキサンCH3CH2CH2CH2CH2CH3酸の4種類を加え、変化を観察しました。
結果は、上の写真のようになります。2番目のヨウ素はほとんど溶けておらず、4番目のヘキサンは水に浮いて二層に分かれています。
以上のことから、極性分子である水には、イオンや極性分子であるエタノールはよく溶け、無極性分子は溶けないことが観察できました。
続いて、エタノールを溶媒として、イオンからなる 硝酸ナトリウムNaNO3、無極性分子のヨウ素I2、 の2つを加えます。 硝酸ナトリウムはある程度溶けますが、解けきれず に残り、ヨウ素はかなり溶けて褐色の溶液になるこ とがわかります。これは、エタノールが低極性部分 を持っている影響です。 |
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最後に、無極性溶媒のヘキサンに、イオンからなる 硝酸ナトリウムNaNO3、無極性分子のヨウ素I2、 の2つを加えます。硝酸カリウムは全く溶けず、ヨ ウ素は溶けて紫色の液体になっていることがわかり ます。ヨウ素の結晶は黒紫色であり、本来、溶ける と紫色になるのですが、エタノールには溶けた時に 溶媒のエタノールが作用し、褐色へと変色していた ということを学んで観察を終了しました。 |
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写真は、観察結果をメタモジに記録している 2年1組の生徒の様子です。 |