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第154回九州地区高等学校野球大会 大分県予選2回戦(対鶴崎工業)

3月27日、第1シードの杵築が敗れるなど波乱含みの今大会ですが、臼杵高校は1つ1つ着実に勝ちを積み重ねていくだけです。今回の鶴崎工業は好投手あり、打撃もしっかり打つなど臼杵高校がどう対応していくかがポイントでした。先発は三浦眞、臼杵高校の先攻でプレイボールです。

1回裏 一死からヒットを打たれ、次打者の打球がセンターへの大飛球。センターが追うも打球が伸び長打に、中継が乱れる間に三塁まで陥れられ先制は鶴崎工業。さらにレフト犠牲フライで2点を失う。

1~3回表 臼杵高校の攻撃は三者凡退を繰り返す。相手先発左腕が三振の山を築きランナーも出せない展開で序盤は苦しい勝負に。

3回裏 1死を取るも、またも三塁打を打たれ更に牽制悪送球、四球で1死一二塁のピンチに。しかし三浦が踏ん張り後続を左飛、中飛に打ち取りピンチを脱する。

4回表 1死から前の試合でも長打を放つなどした中野がレフトの頭上を越す二塁打を放つ、これが臼杵高校の初安打となり得点圏にランナーを置くチャンスに。ここで鶴工が牽制悪送球で中野が三塁に進むと、田中がきっちりと犠牲フライを打ち1点を返す。

4回裏 1点を返した臼杵は守備でも魅せます。先ほど犠牲フライを打った田中が三塁後方に落ちるかの当たりを回りこんで好捕。ファインプレーに春休み中、応援に来ていた臼杵高校生徒も盛り上がり、逆転へ応援に力が入ります。

5回表 先頭藤澤が四球を選び、次打者三振の間に二塁へ進塁すると、白石がライト前へ運んだ打球で本塁に突入!ライトからの好返球で藤澤がかわしながら突入するもタッチアウト!絶好の同点機を逃すことになりました。

6回表 四球→盗塁でランナーを二塁に進めるも後続が倒れ無得点に。お互いに次の1点が重くなりそうな展開に我慢比べが続きます。

6回裏 先頭打者がヒットで出るも、次打者三振。バントで二塁に送った後に四球を出し2死ながらも一二塁のピンチ。4回からリリーフの生田が一塁ゴロに抑え、味方の反撃を待ちます。

7回裏 先頭打者がヒットで出塁、バントで1死二塁。センターに大飛球があがり、懸命に追いグラブ内に入るもキャッチできず、グラブの土手に当たったボールは無情にも重い追加点となり鶴崎工業がリードを広げます。

8回表 前試合でも活躍、途中出場詫間がヒットで出塁、白石が四球を選び無死一二塁、生田がきっちりと送り、1死二三塁で同点のチャンスに。次の安部は二塁ゴロになりますが相手の野選を誘い、詫間がホームイン。2-3の1点差で、なおも一三塁。次打者は二フライに倒れるも安部が盗塁を決め一打逆転のチャンス。臼杵高校の応援に力が入りますが、粘りに粘ったバッターが三振に倒れチェンジ。

8回裏 三塁強襲内野安打でランナーを出され、バントで得点圏に進められるも生田が踏ん張り、最終回に望みをつなぎます。

9回表 鶴工に食らいついてきた臼杵高校でしたが最終回は相手ピッチャーを打つことが出来ず無得点で試合終了。2-3で惜しくも敗れることになりました。

27アウトの内、15個を三振で取られるなど「相手ピッチャーを上手く攻略できなかったことが悔やまれた、最後に勝たせられなかったのは采配のせい」と今年度で退任する監督が選手にミーティングで伝えると中には悔し涙をにじませる選手も。4月には県選手権への切符を賭けた県南支部大会が開催されるため、悲しみに浸る間もなく次戦へ気持ちを切り替えているようでした。4月以降も夏に向けて試合が開催されていきますので、球場、HPなどで応援よろしくお願いいたします。

  123456789計
臼杵0001000102
鶴工20000010×3

1[中]安部①
2[捕]中野②
3[遊]田中②
4[一]安藤①
5[二]藤澤②
6[三]武生②
7[左]大平②→詫間②
8[右]白石②
9[投]三浦眞②→生田①