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理科実験でセッケン合成体験を行いました

6月12日(月)5・6限、3年生文Ⅰコースの理科実験で、油(油脂)からセッケンを合成する実験を行いました。
一般にセッケンは油脂に直接水酸化ナトリウムを加えて加熱し、けん化を起こして合成します。しかし、この方法では、反応中に突然は暴発したりすることあり、危険です。
そこで今回は、油脂をメタノールと混ぜて反応しやすくし、安全に水酸化ナトリウムを反応させました。

まずは、飽和食塩水を調整するために溶けきれない量の食塩を入れた水を十分に加熱します。食塩を水に溶かしている様子です(写真上)。

 

次に、油脂とメタノールと水酸化

ナトリウム水溶液を混合したもの

を大きな試験管で加熱しながらよ

く混合します。
このとき、二層に分離したらその

都度よく混ぜていきます。

2層に分離した反応液を混ぜて

いる様子です(写真左)。

 

70℃前後で根気強く混ぜて加熱すると、

やがて均質な黄色い溶液になります(写真左)。

この状態になったら飽和食塩水に加えて

セッケン成分を分離させます(写真右)。

上に浮いているのはセッケンの成分です(写真左)。

 

取れたセッケンをガーゼで越しとり、ビーカーに入れて1週間乾燥させました(写真下)。