野球部　支部予選で好スタート

夏の甲子園大会が盛り上がりを見せる中、大分県でも支部の予選が始まりました。３年生の引退後、初の公式戦を迎える臼杵高校は三重総合との対戦となりました。試合は先行され、さらにリードを広げられる厳しい展開でした。試合終盤に勝ち越しましたが、同点に追い付かれるシーソーゲームに。最後には勝ち越しに成功、後半も野田が要所要所を締め９―７で価値ある一勝をもぎ取りました。

次の試合は、勝てば代表決定戦へと進める大事な試合です。応援よろしくお願いいたします。

一回表
いきなり先頭の野田がセンター前ヒットで出塁するも、盗塁と後続がうまくいかず先制はならず。

一回裏
三重総合の先頭打者がセンター前に。きっちり送られ一死二塁、さらに四球とライト線際に落とされ一死満塁のピンチに。三重総合はセンターへ犠牲フライを打ち、三重総合が先制点。さらにセンター前へヒット、ここで臼杵に中継ミスがありランナーが生還、２点目が入ります。

二回表
２点を追いかける臼杵は二死から井芹が出塁、バッテリーミスを見逃さず二塁から三塁へ激走。しかし後が続かず、追加点とはならず。

二回裏
一死からヒットとエラーで一二塁とされるもピッチャー安部が三振、ファーストゴロでピンチを切り抜ける。

三回表
先頭兎拂が四球で出塁、岡村が送り一死二塁のチャンス。野田がセンター前ヒット。送球が乱れ野田は隙を見逃さず二塁まで進塁。高木の二ゴロの間に１点を返す。本田が四球を選び二死ながら一三塁と同点のチャンスも三振で、この回１点止まり。

三回裏
追加点を与えたくない臼杵ですが、三重総合の先頭打者がレフト前ヒット、次打者はバントを決め二塁封殺を狙った臼杵に送球ミスが出て無死一二塁の大ピンチ。スリーバント失敗、センターフライで二死まで漕ぎ着けるもセンターにタイムリーを打たれ三重総合は３点目。再び２点差と点差が縮まりません。

四回表
一死から井芹が四球で出塁。長田が送り、二死ながら二塁のチャンス。更に四球二つで二死満塁と一打同点の機会でしたが、ショートフライで得点ならず。

四回裏
先頭打者に死球を与え無死一塁、更に盗塁と絶妙な三塁線へのバントがヒットになり無死一三塁。ここでピッチャーを下村にスイッチ。一塁ランナーが盗塁を決め二三塁へピンチが拡大。レフトファールフライが犠牲フライになり三重総合が追加点。攻撃の手は止まらずライト前ヒット、一塁線を破るヒットでこの回３点を失います。

五回表
高木が四球と盗塁、振り逃げ三振(一塁はアウト)で一死ながら三塁と反撃のチャンス。安部がしっかりと犠牲フライで１点を返す。

五回裏
この回からピッチャーは野田に。追加点をやれない臼杵はバックが盛り立てます。センター前に抜けるライナー性の当たりをセカンド長田が飛び付き１アウト、ショートゴロが難しいバウンドになるも兎拂が華麗にさばき２アウト、三塁ファールフライを井芹が上手く回り込み、初めて三者凡退で切り抜けます。

六回表
先頭井芹がストレートの四球。ゲッツー崩れでランナーが入れ替わり兎拂が三塁強襲のヒット。岡村が自分も生きるバントを狙い一塁へ気迫のヘッドスライディング(結果は惜しくもアウト)を見せますが、後続が続かず得点に繋がりません。

七回表
先頭高木が四球で出塁、一死後安部がしぶとくライト前に落とし一二塁。ここで代打山崎がレフト前で満塁の好機到来。井芹がツーストライクと追い込まれるもフルカウントまで粘り押し出し四球をもぎ取り１点を返す。次打者は倒れるも兎拂が右中間へ運び、送球ミスも絡む中、走者が全員生還し４点を返し試合を６―６の振り出しに戻すことに成功します。更に岡村、野田と連続四球を選び満塁で勝ち越しのチャンス。次打者高木はツーストライクと追い込まれながらもしぶとくライト前まで運び勝ち越しに成功。この回一挙５点のビッグイニングに。

七回裏
一死ながらヒット、バントで二死二塁。ラストバッターにライト前に運ばれるタイムリーで試合はまたも振り出しに。

八回表
一死後、途中出場の山崎が粘りに粘って四球を選ぶとワイルドピッチで二進。井芹はショートゴロでしたが、山崎が果敢に三塁を目指すと送球が走者に当たりセーフに。続く長田が初球をライト前に弾き、再び勝ち越しに成功。さらに兎拂も四球で一死満塁と押せ押せムードに。岡村はストレートの押し出し四球でリードを２点に広げる。

八回裏
簡単に二死を取るもセカンド後方にフラフラと上がった打球は長田のグラブに当たるも惜しくも捕球ならず(記録はヒット)。四球で二死一二塁のピンチを招くも野田が三振で切り抜け得点を許しません。

九回表
二死から山崎が四球を選ぶと臼杵は俊足の菅原を代走に。菅原は見事に盗塁を決め二死二塁となるも後続が倒れ得点ならず。