在校生・保護者の方へ
令和7年7月16日(水)に、大分市のクラサス武道スポーツセンターを会場として開催された「第61回高文連席上揮毫大会」に書道部員5名が参加しました。参加校33校、504名のエントリーによる県内書道部員が一堂に会しての大会は、コロナウイルスの影響で4年ぶりとなった一昨年の第59回、昨年の第60回に続く開催であり、「臨書」「創作」の部門で、日頃の精進の成果を競いました。『席上揮毫(せきじょうきごう』とは耳慣れない言葉かもしれません。「席上」とは、「座席や敷物の上」「会合や宴会の場」、「揮毫」とは、「毫(ふで)を揮(ふる)う」ことから「毛筆で言葉や文章を書く」こと。つまり、『席上揮毫』とは、「大勢の前で書を書く」ことです。人前で書く機会は少ないので緊張したとは思いますが、部員全員が「うささん」のバックプリントの揃いの書道部Tシャツを着て、静寂が漂う会場で半切に向かって黙々と筆を運ぶ姿が印象的でした。
後日、審査結果が発表され、德光紗菜さん(生活デザイン科3年/駅川中出身)が、見事『推奨』を受賞しました。本大会における賞は、「優秀賞」と「推奨」の2つです。德光さんは高校生活最後の大会を入賞で締めくくり、本人はもちろん、後輩や部顧問にとっても、大いに喜ばしい結果となりました。3年生の德光さんと村上妃那さん(生活デザイン科3年/西部中出身)は、体育大会や文化祭での「書道パフォーマンス」や各種コンクール出品等の創作活動は継続しますが、一応本大会をもって引退となります。これからは進路決定に向けて邁進し、希望の進路を達成して卒業してほしいと願っています。3年生が抜ければ残る部員は2年生3名のみです。現在1年生部員はいませんが、本校書道部は歴代、部員の仲がよいことが特徴です。現部員においても途中から入部した生徒がいますので、今後も1・2年生の入部を期待しています。
さて、会場1階フロアの学校別揮毫エリアで、本校の隣りは昨年同様に「宇佐高校書道部」さんでした。芸術科(書道)の向野理恵先生は、本校と宇佐高校兼務の書道部顧問として、両校の部員を指導しています。宇佐高校といえば、全国八幡社の総本宮『宇佐神宮』近くに所在し、近年、進学成績および部活動で目覚ましい実績を挙げている学校です。専門校と普通科校、校種は違いますが、宇佐市の県立高校で、校名に『宇佐』が付くのは「宇佐産業科学高校」と「宇佐高校」の2校だけです。これからも書道だけではなく、様々な活動や取組をとおして切磋琢磨し、人間的成長を果たすべく高め合い、ふるさと宇佐を支える人財を輩出する高校であってほしいと願っています。文責:書道部顧問(古原)