学校案内
令和7年10月10日(金)に、2年生を対象として「大分労働局職業安定部」および「大分県教育委員会」の主催で『高校生職業意識形成強化事業』による「職業講話」を実施しました。
【目的】
新規学卒者の就職環境は、景気の回復基調もあって求人数が大きく増加するなど順調に回復してきている一方で、就職後、早期に離職する者の割合が高いという課題も指摘されている。在学中の早い段階から職業意識を醸成し、就職意欲の向上を図ることを目的に、職業や社会に関する知識を有する労使(企業及び労働組合)の担当者を講師とした職業講話を実施する。
【講師】
〔企業側〕大分交通株式会社 管理部次長 野崎隆行 様
〔労働側〕日本労働組合総連合会 大分県連合会副事務局長 二宮研介 様
大分交通の野崎様、連合大分の二宮様のお二人を講師にお迎えし、本校会議室にて講話を行いました。また、連合大分北部地域協議会 事務局長 野間武 様 も会場にお見えになり、充実した布陣となりました。野崎様、二宮様の順に、PowerPointスライドを用いて、グラフや図も提示しながら具体的かつわかりやすい説明をしてくださいました。講話終了後、生徒を代表してグリーン環境科2年の大海陽太さん(北部中出身)がお礼の言葉を述べ、50分間の講話を終了しました。講話内容の説明を兼ねて「生徒感想」の一部をご紹介します。
【生徒感想】
○就職の詳しい部分や知らなかったことまで、たくさんの知識を得ることができ、学びもたくさんあったのでとても貴重な経験でした。講話をしてくださりありがとうございました。
○私はまだ進路が確定していませんが、講話を聞いて少しずつ将来のことが決まってきました。
○就職には何が大切なのかをわかりやすく説明してくれたので、すごく参考になりました。
○企業が求めている採用したい人材がどんなのかがわかったので、私もそのような人になれるよう努力していきたいと思いました。
○講師の方の話し方が上手で、よく頭に入ってきました。人手不足は簡単に解決できないけど、人材不足は会社が個人に教えたりすることで対処できることを知りました。
○ちゃんと法律で守られているんだなと思いました。今日教えてくれたことを活かして、私も働くことが決まったら書面をもらい、労働条件をしっかり確認したいと思います。
○労働者の権利を守り、職場環境を向上させる労働組合の話を聞いて、とても良い活動だと思いました。そんな組合が日本にあると知れて、私ももう少しで社会人になるので心強いです。
本校生は例年6~7割が高校卒業後に就職します。上級学校進学者も1~4年後には「就活」を経て就職することになります。2年生は『職業選択と雇用の課題』をテーマとした本講話を通して、就職や就労に係る具体的な知識と実践的な考えを得たようでした。また、当日の終礼時に感想記入と事後アンケートを実施したところ、「本日の講話は、あなたの職業についての学びとして参考になったか」という項目に、参加した生徒全員が「たいへんなった」「どちらかというとなった」という肯定的評価であったので、当初の目的を達成したと考えます。本校2年生に有益な学びの場を与えてくださった関係の皆様に衷心よりお礼申し上げます。文責:進路指導主任(古原)



