学校案内
令和7年7月7日(月)6限の『照陵タイム』において、1年生を対象に進路講演会を実施しました。『照陵タイム』とは、本校の「総合的な探究の時間」を指します。探究活動に使用する本校独自のキャリアノートは「照陵ノート」という名であり、「照陵」は校歌( 名も照陵の一聖地~♪ )に登場するとともに、文化祭の呼称(「照陵学園祭」)などにも用いられています。
講師は池田一徳先生です。池田先生は県立高校で長く進路指導主任を務めた経験を活かし、退職後も高校生の就職支援やキャリア教育に尽力されており、進路講演やセミナー等を精力的に行っていらっしゃいます。本校にも何度も来てくださっています。
学校が依頼した講演テーマは「働くとは」という具体性に乏しいものでしたが、池田先生は「人はなぜ働くのか」を皮切りに、様々な方面から就職や進路選択について話してくださいました。本校生には家庭事情等により、1年次の夏休みからアルバイトを許可される生徒もいることから、アルバイトに臨む姿勢などにも触れられました。特筆すべきは、「雇い主とトラブルになった場合の対処法」です。薄給で雇用される高校生アルバイターは労働弱者にあたり、様々なハラスメントに遭う恐れもあります。法律を後ろ盾に問題解決を図る具体的なアドバイスの数々に、生徒たちは真剣に耳を傾けて聞いていました。
高校生の本業は勉学です。アルバイト主体の学校生活となっては本末転倒ですが、例年本校生の6~7割が就職希望であるため、「お客様との接し方や言葉遣いを身につける」「働くことの喜びや苦労を知る」など、アルバイトの経験が面接試験や履歴書作成にプラスになっているのも事実です。これからアルバイトを始める1年生は、池田先生のアドバイスを活かして、自分や家族のため、そして地域に貢献するアルバイト生になってほしいと思います。池田先生におかれましては、猛暑の日々にも関わらず、遠く宇佐の地に足をお運びのうえ、1年生に有益かつ実効性のあるお話をしてくださりありがとうございました。衷心よりお礼申し上げます。文責:進路指導主任(古原)