学校案内
6月13日(金)の1時間目に、3年生を対象として体育館で「企業訪問報告会」を行いました。これは4学科の教職員が、これまで本校生の就職に実績のある企業や今年就職希望がある企業などを訪問し、その結果を生徒に報告(伝達)する会です。
まず、就職に関して4学科主任から合計30社程度の企業における「採用に関する情報」が冊子と口頭とで伝えられ、生徒はメモをとりながら熱心に聞いていました。報告の中でわかったことは、企業側が求める生徒像や社会人像には共通点があるということです。例えば、「挨拶ができる」、「コミュニケーションやリーダーシップが取れる」、「欠席がない(少ない)」などです。さらに具体に踏み込んだ報告もありましたが、受験する企業や仕事内容等について生徒自身がしっかり理解しておかなければ、雇用のミスマッチや早期離職につながりかねません。ちなみに、昨年度の大分県の高校卒業後3年以内の離職率は40.4%(全国では38.4%)でした。近年3年間では、35.5%、36.7%、40.4%と、年次を追ってアップしているのが実情です。本校では1年次より就職に関する取組を数多く実施しています。生徒が夏季休業中を中心に「応募前見学」なども行うことで、個に応じた最適な企業選択、職種選択をしてほしいと思います。
なお、この報告会では、進学希望者に対して、現在届いてる大学や短大、専門学校や大学校等の「指定校推薦一覧」も提示しました。「評定平均値」や「欠席日数」をはじめとする諸条件を確認し、自分の進路希望と重ねて吟味していたようです。複数校の「オープンキャンパス(学校説明会)」などに積極的に足を運び、自分の目で直接確かめ、理解・吟味することで、就職同様に個に応じた進学先を決定してほしいと思います。
学校での業務をこなしながら、時間を捻出して企業を訪問して聞き取りを行うには、かなりの労力がかかりますが、本校では生徒全員の第一希望での進路決定を果たすために、以前から続けている取組です。私どもの訪問を快く受け入れてくださった企業様には、改めてお礼を申し上げたいと思います。お忙しい中、ご対応くださり誠にありがとうございました。文責:進路指導主任(古原)