【授業改善】チャレンジ!第3回漢字検定

 1月31日(金)に、今年度第3回となる(公財)日本漢字能力検定協会主催の「漢字検定」に、合計26名が受検しました。参考としてこの3年間の受検者数を以下に載せていますのでご覧ください。令和6年度は近年最大の受検者数となりました。普通科校では漢検や英検の受検者は多いものですが、専門校としての本校が「年間のべ56名」もの受検者数とは、本校生が高い向学心を持っていることの証(あかし)だと考えています。

【第1回】

令和6年度 30名

令和5年度 13名

令和4年度 未実施(10名未満のため)

【第3回】

令和6年度 26名
令和5年度 17名
令和4年度 22名

 「漢字検定」は本会場と準会場で受検できます。1月31日は準会場での実施日でした。準会場とは設置条件を満たした施設(学校、塾、企業など)のことです。準会場に当たる本校は、県内稀有の独立した4学科を有する専門高校かつ総合選択制高校であり、「漢字検定」以外にも、専門科の学びを活かしての検定試験を、年間を通して実施しています。学科を問わずに受検できるのが「三検(=英検、漢検、数検)」です。本校では『総合選択科目A・B』という授業で学科の枠を超えた学びを実践していることもあり、自学科はもとより、他学科の検定試験や全科共通の検定(三検等)も受検しています。

 今回の受検者は1・2年生です。各自の漢字力に応じて3級、準2級、2級にチャレンジしました。受検時間は60分間、合格基準は200点満点で3級と準2級は70%程度、2級は80%程度です。問題には、漢字等を筆記するものと選択肢を塗りつぶすマーク形式のものがあります。第3回漢字検定は、毎年1月~2月に実施されます。3年生は大学入学共通テストを終え、国公立大学の2次試験や私大入試を受けたり、自動車教習所に通っていたりする時期でもあるので、全国的にも3年生の受検は1・2年生に比べて少ないのが一般的です。

 本校でも3年生の受検者はいませんでした。その代わりに、工業科のT先生も希望して生徒と共に受検しました。T先生は、自身が副担任を務める1年電子機械科で、「僕も受検するから君たちも一緒に受検しよう!」と呼びかけたそうで、それに応えて数名の受検希望者が現れました。申し込みに当たり、T先生に試しに過去問を解いてもらったところ、合格基準点には及びませんでしたが、学習を重ねるにつれて徐々に得点がアップしてきました。受検後のT先生に手ごたえを尋ねてみると、満面の笑みで大きな「OKマーク」を作ってくれました。受検して約30~35日後に合否結果が手元に届きます。今回受検した1・2年生全員とT先生とが、それぞれ受検した検定級の合格通知を手にすることを期待しています。 文責:国語科主任(古原)