学校案内
12月13日(金)に「ビルド大分(おおいた建設人材共育ネットワーク)」を講師にお招きし、1年生を対象に出前授業「高校と社会(大学・建設業界)との接点形成」を行いました。今回の実施にあたり「大分建設業協会宇佐支部」「測量設計コンサルタンツ協会」「大分県立工科短期大学校」「大分県宇佐土木事務所」「大分県建設技術センター」が協力してくださり、報道関係と合わせて合計15名が来校されました。本日の体験の共通点は「Real(リアル)」です。それは「Virtual(バーチャル)」においてもです。3・4時間目に電子機械科(工業)と生活デザイン科(家庭)、5・6時間目にグリーン環境科(農業)とビジネス管理科(商業)が、それぞれ4つのブースを班ごとに順に回りながら、説明を聞いたり、映像を視聴したり、実際に、機器を操作したりなど、充実した体験学習をすることが出来ました。今回の学習が、大学・建設業界の理解を深め、将来の進路決定の良き参考になることを期待します。
(4つのブースの内容)
「遠隔臨場体験コーナー」では、橋梁やトンネルなど県内3か所の建設現場とZoomで接続してライブ中継し、現場からの声も聞きながら建設の実際を間接的に体験しました。
「最新技術コーナー」では、屋外でカメラ付きの大型ドローンを遥か上空に飛ばし、生徒の一人一台端末(タブレット)を活用しながら、飛行ルートのプログラミングや3Dモデル作成なども体験しました。
「ドローン操作体験コーナー」では、ドローン操作とVR動画の2つを体験しました。VR動画では専用のゴーグルを装着し、仮想空間ながらもそのリアリティーに思わず大きな声を上げる生徒もいたほどです。体験した本校教員も同様でした。
「建築コーナー」では、CADから進化したBIMモデルを使ったウォークスルー体験として、ビルや家屋の立体的な映像を動かしながら、インテリアやエクステリアを吟味するなど、臨場感のある体験でした。生徒はゲーム感覚で自由に仮想空間を歩き回っていました。
これらは、建設、設計、測量など、主に電子機械科が学ぶべき分野ではありますが、本校では学科の枠を超えて学びの機会を積極的に設けています。例えば、2・3年次の「総合選択科目(A・B)」では、自学科以外の科目も履修することができます。知識・思考を身に付け、進路選択の幅を拡げ、豊かな人生を送ることにつながります。本日の講師にも、地元の高校を卒業し、公務員として宇佐市で勤務している方や本校の卒業生もいらっしゃいました。生徒たちが今回の学びにより、建設業に興味関心を持ち、地元の企業への就職や公務員になるなど、本校が提唱する『地元への定住促進』につながれば幸いです。「ビルド大分」の皆さま、熱心かつ懇切丁寧なご指導をありがとうございました。
(出前授業の様子)