学校案内
7月17日(水)に、大分市のレゾナック武道スポーツセンターで開催された「第60回高文連席上揮毫大会」に書道部員8名が参加しました。500名を超える県内書道部員が一堂に会しての大会は、コロナウイルスの影響で4年ぶりとなった昨年の59回に続く開催であり、「臨書」「創作」の部門で日頃の精進の成果を競いました。『席上揮毫(せきじょうきごう』とは耳慣れない言葉かもしれません。「席上」とは、「座席や敷物の上」「会合や宴会の場」、「揮毫」とは、「毫(ふで)を揮(ふる)う」ことから「毛筆で言葉や文章を書く」こと。つまり、『席上揮毫』とは、「大勢の前で書を書く」ことです。1年生は初めて、2・3年生は2回目の大会となります。緊張したとは思いますが、8名の部員全員が「うささん」のバックプリントの揃いの書道部Tシャツを着て、静寂が漂う会場で、半紙に向かって端坐し、黙々と筆を運ぶ姿が印象的でした。
後日、審査結果が発表され、佐々木優羽さん(グリーン環境科3年/駅川中出身)が見事『推奨』への入賞を果たしました。本大会における賞は、「優秀賞」と「推奨」の2つです。佐々木さんは高校生活最後の大会を入賞で締めくくることができ、本人はもちろん、後輩や部顧問にとっても、大いに喜ばしい結果となりました。他の7名においても、入賞には至らなかったものの、書道部員らしい振る舞いに終始し、今後の活躍が楽しみでなりません。
さて、今回、会場1階フロアの学校別揮毫エリアで、本校の隣りは「宇佐高校書道部(14名)」さんでした。同じ宇佐市の高校であるため、友達同士の部員もいるようで、当日朝の集合時にも親しく話をしていました。芸術科(書道)の向野理恵先生は、本校と宇佐高校兼務の書道部顧問として、両校の部員を指導しています。専門校と普通科校と、校種は違いますが、「書」を志す若者たちの姿は美しく、感動さえ覚えます。閉会式後、書道部Tシャツを着たまま両校での集合写真を撮影しました。ちなみに宇佐高校書道部のバックプリントは、宇佐神宮をイメージさせる鳥居が描かれています。宇佐神宮に至近の宇佐高校に似つかわしいデザインであり、インバウンドの外国人観光客にも人気を呼びそうだと感じました。
宇佐市の県立高校で、校名に『宇佐』が付くのは「宇佐産業科学高校」と「宇佐高校」の2校だけです。これからも書道だけではなく、様々な活動や取組をとおして切磋琢磨し、人間的成長を果たすべく高め合ってほしいと願います。文責:書道部顧問(古原)