【授業改善】2024『自己発見プログラム』by POLA

 大分県教育委員会高校教育課主催の『未来を拓く学校づくり事業』におけるPOLAさんの「自己発見プログラム」研修を、7月8日(月)に1年生(3・4限)と2年生(5・6限)を対象として行いました。昨年度に引き続き、県内では今年度も本校と日出総合高校、三重総合高校の合計3校が実施対象校に選ばれましたが、POLAさんのお話しでは、「3年目を迎えるのは、全国でも宇佐産業科学高校のみ」だそうです。

 1年生は初めての研修につき、プログラムの趣旨や今後の流れについての説明を聞いた後に、このプログラムの定番となっている「対話型アート鑑賞」に取り組みました。1枚の同じ絵を見ても、感じ方は人それぞれであり、自分とは全く異なるということに驚いた生徒が多いようでした。続く「自分フラッグ塗り絵」では、自分を表す3色を塗りましたが、その色を選んだ理由を考えることで、自分の潜在的な志向や現在の心理状態などへの新鮮な気づきがあったようです。

 2年生は昨年度に2回実施した経験もあり、ごく自然に研修に入って行きました。プログラムのグランドルールを再確認した後に「脳内ツリーワーク」、そしてこれも定番となった「価値観トランプ」では、「価値観ワード」を記したトランプから各自5つを選び、理由も添えて、グループワークとして班内で発表し、自他の考えを共有しました。昨年度までの研修で最も人気があったのは、この「価値観ワーク(価値観トランプ)」です。自分が何に価値を感じているかを考えることで、自己発見・自己認識に至ることができます。また、POLAさんの各ワークに共通するのは「理由を考える」ということです。理由を考えることで、「漠然とただ何となく」ではなく、本当の自分と向き合うことができ、気づきを得られるのだと、生徒の様子から窺い知ることができました。

 さて、私は昨年度は3学年主任、今年度は進路指導主任を務めています。そのため、企業様を訪問したり、人事担当者様とお話しさせていただく機会がたくさんあります。併せてこの研修を担当していることもあり、企業人としてのPOLAのBD(ビューティー・ディレクター)さんと接する中で感じるのは、本校にお出でくださる全てのBDさんが、キラキラと輝いているということです。この「自己発見プログラム」は、『MeLight』とも称されています。POLAさんにお尋ねしたわけではありませんが、「自分自身が明るく輝くミライ(未来)に向けて」という意味ではないのかと勝手に解釈しています。1・2年生は今年度第2回、3年生は通算5回目の「自己発見プログラム」を2学期に実施します。このプログラムを通じて、本校生が「内面の自分磨き」に努め、いずれはPOLAのBDさんのように、キラキラと輝きを放つ社会人となってほしいと願っています。文責:指導教諭(古原)