【進路指導】「先輩を囲む会」で社会人の実際を学びました!

 本校の3年生を対象として、7月5日(金)に「先輩を囲む会」を行いました。本校の卒業生を母校に招き、社会人としての現在の生活や進路決定への道筋などについて話してもらうという内容です。参加してくれた卒業生を以下に紹介します。

 グリーン環境科 松田  淳 さん(日本通運株式会社中津支店/R4卒)
         入学 大空 さん(日豊工事株式会社/R4卒)
 電子機械科   城  敦葵 さん(大分県立工科短期大学校/R4卒)
           中園 岳志 さん(大分県立工科短期大学校/R4卒)
 ビジネス管理科 五所 泰明 さん(別府大学/R4卒)
         松永 舞菜 さん(三和酒類株式会社/R3卒)
 生活デザイン科 山中ひかり さん(智泉福祉製菓専門学校/R4卒)
         永松  幸 さん(ムラテックメカトロニクス株式会社大分工場/R1卒) 

 1時間目は進路指導主任がファシリテーターを務め、体育館でパネルディスカッションを行いました。パネラーから現実的かつ親身な態度での回答が述べられ、生徒は真剣に聞いていました。「自己紹介」からスタートし、「会社紹介や現在の部署」「仕事のやりがいや苦労」「進路決定への道筋と志望動機」「ストレス解消法」など、多くの項目について語られました。また、後輩に向けて「何か一つでも自分の強みを持つ」「資格取得に励む」「面接では笑顔が大事」など、有益なアドバイスが送られました。生徒の感想を読むと、「先輩の話を聞いて安心しました」「不安が解消されました」というコメントが複数見られました。やはり、生徒は自己の将来を決すると言っても過言ではない高校3年次の進路決定に対して「不安」を抱えているようです。その道をくぐって現在活躍している先輩の経験談や助言に、大いに勇気づけられたようでした。

 例年は企業に勤務する就職生の参加が多いのですが、今年については、現在も学生として学校に通う進学生が半数を占めました。コロナ収束により、企業からの求人数は増加の一途をたどっていますが、同時に進学の割合が増えていることも全国的な傾向であり、本校においても進学の割合が微増しています。今後の「先輩を囲む会」も進学した先輩の参加が増えるのではないかと予測しています。

 2時間目はそれぞれの学科の教室に戻り、先輩を囲んで小集団でざっくばらんに話をしました。「先輩を囲む会」というネーミングの所以(ゆえん)です。体育館では聞けなかったことを教室で話してもらったり、在学時の学科や先生の話で盛り上がったりするなど、有益な学びの場となりました。生徒も大いに満足していたようです。

 就職や進学への進路決定を目前にした現3年生は、数年後は社会人あるいは学生として、この「先輩を囲む会」に帰ってきてほしいと願います。そのためにも間近に迫った進路決定に全力で頑張ってください。忙しい中、後輩のために参加してくれた先輩の皆さん、そしてそれを許可して送り出してくださった各企業様・学校様に感謝申し上げます。たいへんありがとうございました。文責:進路指導主任(古原)