学校案内
6月14日(金)の1時間目に、3年生を対象として体育館で「最新進路情報報告会」を行いました。これは4学科の教職員が、これまで本校生が就職した企業や今年就職希望者がいる企業などを訪問し、その結果を生徒に報告(伝達)するという会です。昨年までは「企業訪問報告会」というネーミングでしたが、就職生だけだけでなく、進学希望者に対しても有用な情報を提供する進路行事であるため、「最新進路情報報告会」と呼称を改めました。
進路指導副主任の司会のもと、4学科主任等から合計30社程度の企業における「採用に関する情報」が冊子と口頭とで伝えられ、生徒はメモをとりながら熱心に聞いていました。報告の中でわかったことは、多くの企業で求める生徒像や社会人像があるということです。例えば、「挨拶ができる」、「コミュニケーションやリーダーシップが取れる」、「欠席がない(少ない)」などです。さらに具体に踏み込んだ報告もありましたが、受験する企業や仕事内容等について生徒自身が理解しておかなければ、雇用のミスマッチや早期離職につながりかねません。ちなみに、昨年度の大分県の高校卒業後3年以内の離職率は「36.7%(全国では37%)」でした。本校では就職に関する取組を数多く実施しています。生徒が夏季休業中を中心に「応募前見学」なども行うことで、個に応じた最適な企業選択、職種選択をしてほしいと思います。
なお、この報告会では、進学希望者に対して現在届いてる大学や短大、専門学校等の「指定校推薦一覧」も提示しました。「評定平均値」や「欠席日数」をはじめとした諸条件を確認し、自分の進路希望と重ねて吟味していたようです。複数校の「オープンキャンパス(学校説明会)」などに積極的に足を運び、自分の目で確かめ、理解・吟味することで、就職同様に進学においても個に応じた進学先を決定してほしいと思います。
学校での業務をこなしながら、企業を訪問して聞き取りを行うには、時間と労力がかかりますが、本校では生徒全員の進路決定を果たすために以前から続けている取組です。私どもの訪問を快く受け入れてくださった企業様には、改めてお礼を申し上げたいと思います。お忙しい中、たいへんありがとうございました。文責:進路指導主任(古原)