【授業改善】2024カンケンノススメ


 本校は、グリーン環境科(農業科)、電子機械科(工業科)、ビジネス管理科(商業科)、生活デザイン科(家庭科)の独立した4学科を有する専門高校です。資格検定においては、各科の特性を活かした資格取得が可能です。
 学科を問わずに受験できるのが、英検、漢検、数検です。今回は通称「漢検」、(公財)日本漢字能力検定協会主催「漢字検定」を紹介します。年間3回実施され、本会場と準会場で受験できます。準会場とは設置条件を満たした施設(学校、塾、企業など)のことで、本校も準会場に当たります。ただし、準会場では受験者が10名以上でなければ実施することができません。
 高校生がよく受験するのは、3級、準2級、2級です。共に60分の受験時間、受験料は3級・準2級は2,500円、2級は3,500円です。漢検を初めて受検する高校生は3級からスタートし、3級に合格したら、準2級、2級とステップアップすることを勧めます。3級は「中学校卒業レベル」であり、各級の合格基準は200点満点で、3級・準2級は70%程度、2級は80%程度です。合格者には「合格証書」と「合格証明書(2枚)」が、また、【満点】の場合は『満点合格証書』も授与されます。

 漢検を新卒採用や社員教育に活用している企業も多いうえに、大学・短期大学において入試で評価・活用している学校は年次を追って増え、694校にのぼります。※2024年2月公開データ

 学習方法は、漢字検定の問題集を使って勉強するのが定番です。その中から同じ問題や類似問題が出題されるので、勉強すればするほど「合格可能性」が高くなります。漢検の公式アプリやソフトもあります。任天堂の3DSやSwitchにも漢検ソフトがあるので、ゲーム感覚での学習も楽しいものです。また、コンビニのマルチコピー機で過去問が購入できます。

 「漢検」取得のメリットはたくさんあります。以下に3点紹介します。

メリットその一、「履歴書」の資格取得欄に記載できる。
メリットその二、基礎学力や集中力を養うことができる。
メリットその三、就職試験や大学入試の評価材料になる。

 毎年12月12日(「漢字の日」)に、一年の世相を表す漢字一字『今年の漢字』を、京都の清水寺で発表しているニュース映像を見た人は多いと思います。ちなみに2023年は【税】、2022年は【戦】、2021年は【金】、2020年は【密】、2019年は【令】でした。今年、2024年はどの漢字になるでしょうか?少し早いかもしれませんが、今から予想を始めてみてください。

 本校では、「第1回漢字検定」を、7月5日(金)の放課後に実施します。受験申込者は、近年最多の30名に達しています。3年生は2学期の就職試験や推薦入試等に利用できます。なお、希望者には「漢検問題集(3級、準2級、2級)」の貸し出しを行っています。「第1回漢字検定」に向けて事前学習にしっかり取り組み、一人でも多くの受験者が合格することを期待しています。頑張ってください!