【グリーン環境科】アイガモ農法の研究についてOBSニュースで紹介されました!!

 8月3日(木)、本校グリーン環境科が行っているアイガモ農法の研究とその成果が、OBSニュースで紹介されましたのでお知らせいたします。HPには動画は掲載できないため、ニュースで紹介された全文をご紹介いたします。

(ニュース全文)

「お米コンテスト」宇佐産業科学高校が最優秀賞を受賞 25年以上「アイガモ農法」を研究 初の栄冠

 

 大分県にある宇佐産業科学高校が去年、「あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」の高校生部門で日本一となる最優秀賞を受賞しました。生徒たちはアイガモ農法を採用。長年の取り組みが実った末の栄冠です。

田植えした苗が育ち緑一色の水田。大分県立宇佐産業科学高校グリーン環境科の生徒が手がけている田んぼです。生徒たちが稲の生育を管理し、定期的に茎の数や長さを計測しています。また、アイガモを利用したは無農薬農法を取り入れています。

(生徒)「朝の9時と夕方16時にエサをあげる。古米をあげて経済的にも優しい」

学校では25年以上、「アイガモ農法」で米を作り続けています。アイガモは害虫を食べるほか、水田を歩き回って雑草の成長を抑えたり、酸素を補給したりすることで稲の生育を後押しします。

(生徒)「もふもふでかわいいし、和みますね。ほかの田んぼよりも気になるので興味を持って見られるので存在が大きい」

学校では去年、山形県で毎年開かれている「あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」に出場。見た目や香り、味、粘りなどについて審査され、高校生部門で初の最優秀賞に輝きました。

(宇佐産業科学高校実習教師・日野貴文さん)「昨年度の3年生が研究した結果、アイガモ農法では売り物にならず未成熟の『くず米』が少なかったことがわかったので、品質のところで良かったと言える」

また生徒たちの研究で、アイガモ農法のコメは普通に栽培したコメよりも粒が若干大きく、張りが良いなど、数値的に見ても上質なことがわかりました。

2年連続の日本一を目指して今年も米作りが始まっていて、7月12日には稲の成長に合わせて生後40日前後のひな鳥が水田デビュー。恐る恐る田んぼに入り、泥んこになりながら初仕事をこなしました。

(生徒)「アイガモが田んぼの中で溺れたり、転んだりしないのかなって思っていたけど、思ったより水の中を進めていてすごかった。アイガモ農法は化学肥料や農薬を一切使わないので環境問題にも役に立つのでもっとがんばってほしい」

 アイガモデビューからおよそ3週間、今年も完全無農薬で稲は順調に育っています。現場に慣れたヒナたちもすくすく育ち、今は頼もしくなった姿で米作りを支えています。

(生徒)「アイガモは必要不可欠で、なくてはならない存在です。今年も最優秀賞をとれるようがんばりたい」