学校案内
今年度第1回となる(公財)日本漢字能力検定協会主催の「漢字検定」に、13名の生徒が受検しました。「漢字検定」は本会場と準会場で受検でき、7月7日(金)は準会場の実施日です。準会場とは設置条件を満たした施設(学校、塾、企業など)のことです。準会場に当たる本校は4学科を有する専門高校、かつ総合選択制高校でもあり、専門科を活かしての検定試験を多数実施しており、卒業時には10種を優に超える資格を取得している生徒もいるほどです。
学科を問わずに受検できるのが、「三検(=英検、漢検、数検)」です。『総合選択科目』という授業で学科の枠を超えた学びを実践していることもあり、自学科の検定試験にとどまらず、他学科の検定試験や全科共通の検定(三検)も受検しています。
今回の13名の受検者は1年生から3年生までいます。3級と準2級にチャレンジしました。共に60分の受検時間、合格基準は200点満点で70%程度です。問題は漢字等を筆記するものと選択肢を塗りつぶすマーク形式ものがあります。受検者は開始の合図から一斉に鉛筆を走らせ、集中して黙々と解答していました。準2級ともなればかなりのレベルであるため、勢いよく解答していた受検者もたまには手が止まり、考え込む様子もうかがえました。それでも終了時には受検者全員が空欄なく解答できていました。
試験終了後に偶然廊下で会った3年生に話を聞くと、「迷った問題もあったけど全問解答できました。きっと合格していると思います!」と、十分に手ごたえを感じているようでした。検定後35日程度で合否結果が手元に届きます。13名全員の合格を期待するとともに、受検級アップを勧めます。経験上、準2級に合格した生徒は2級にも合格する可能性が高いと思います。
さて、7日(金)の「漢字検定」に続き、翌日8日(土)には「数学検定」が行われました。受検者数を聞くと20名、前回実施の4名から5倍に増えたということであり、「漢字検定」とダブル受検の生徒もいます。検定料は「数学検定」の方が高いのにもかかわらず、「漢字検定」の受検者数を上回り、専門校から20名も受検することに驚きました。これは本校生が「学びの姿勢」「チャレンジ精神」を持っているうえに、数学科の教員が魅力的な授業を創造し、「数学好きな生徒」が育っていることの証明であると分析しています。私たち国語科も、他教科・他学科と切磋琢磨しながら、協働的かつ主体的に「授業改善」に取り組んでいきたいと、思いを新たにしているところです。文責:国語科主任(古原)