【3学年】「先輩を囲む会」で社会人の実際を学びました!

 本校の3年生を対象として、6月9日(金)に「先輩を囲む会」を行いました。本校の卒業生を母校に招き、社会人としての現在の生活や進路決定への道筋などについて話してもらうという内容です。参加してくれた卒業生を以下に紹介します。

 G科 青山 茜さん(さとう牧場)
    弦本晃輝さん(有限会社弦本農園)
 R科 高橋俊二朗さん(大分大学)
 B科 鍛冶裕喜さん(TOTOサニテクノ株式会社)
    松永舞菜さん(三和酒類株式会社)
 L科 原のどかさん(ダイハツ九州株式会社)
    松本愛華さん(株式会社日豊ケアサービスデイサービスオリーブ宇佐)

 1時間目は体育館でパネルディスカッションを行いました。ファシリテーターを務める進路指導主任の上野教諭の軽妙洒脱な司会ぶりにより、パネラーからリアルな回答が引き出され、生徒は食い入るように話を聞いていました。中には5月分の給料の金額や高校時代の男女交際の話にも及びましたが、メインは現在の勤務の実際、就職に至る経緯、高校時代に取組んでおいてほしいことなどでした。1枚の「履歴書」を完成させるのに50枚以上書いたという先輩もあり、生徒たちは8月に書かねばならない「履歴書」に現実味を感じているようでした。また、「社会人はコミュニケーション能力が大切」と力説する先輩もあり、日頃の各自の他者への接し方を振り返る機会ともなりました。 

 今回、就職ではなく1人だけ「進学」した先輩がいます。本校電子機械科卒業の高橋さんです。高橋さんは別府から遠距離通学しながら相撲部員として活躍し、生徒会長も務めた方です。高校時代に精進努力して文武両道をなしえた高橋さんは、現在、教員となることを目標に大分大学で勉学に励んでいるそうです。いずれは高校の工業科の教員として、本校に勤務して相撲部の指導者となってほしいと思います。
 2時間目はそれぞれの学科の教室に戻り、先輩を囲んで小集団でざっくばらんに話をしました。「先輩を囲む会」というネーミングの所以(ゆえん)です。体育館では聞けなかったことを教室で話してもらったり、在学時の学科や先生の話で盛り上がったりするなど、有益な学びの場となりました。生徒たちも大いに満足していたようです。
 

 就職や進学への進路決定を目前にした現3年生は、数年後は社会人として、この「先輩を囲む会」に帰ってきてほしいと願います。そのためにも間近に迫った進路決定に全力で頑張ってください。忙しい中、後輩のために参加してくれた先輩の皆さん、そしてそれを許可して送り出してくださった各企業様に感謝申し上げます。たいへんありがとうございました。    文責:3学年主任(古原)