受験生の方へ
令和6年度卒業生(今春卒業)の進路結果を掲載しました。まず、本校への【求人数推移】をご覧ください。コロナの影響を最も受けた令和2年度は、求人数が前年度比25%減と落ち込みました。その年のみ全国的に入社試験が例年より1か月遅れの「10月16日開始」に変更されたほどです。しかし、コロナ収束につれて徐々に求人数が増加し、令和6年度は過去最高の【2092件】となりました。今年度も昨年並み、あるいはそれ以上の求人数が見込まれます。
近年、多数の企業が県北地域に進出しています。「県内企業進出一覧2021年度版(大分県商工労働部企業立地推進課)」によれば、県外からの転入企業数は、中津市(65社)、宇佐市(36社)、豊後高田市(25社)に上ります。本校生の就職先を見ても、大半が宇佐市、中津市、豊後高田市、いわゆる「地元三市」の企業です。「三和酒類」「ダイハツ九州」「TOTO」「住理工九州」をはじめ、各市を代表する有名企業に就職を果たし、本校が推進・奨励する『定住促進』が、しっかり形となって表れています。もちろん、県外企業を希望する生徒にも、地元、親元を離れるだけに、親身かつ丁寧な支援を行っています。また、特徴的な就職先としては、今年御鎮座1300年を迎える「宇佐神宮」に3名、「ハーモニーランド」「アフリカンサファリ」もあります。就職とは若干異なりますが、「海上自衛隊」に3名、大相撲力士として「雷部屋(元小結・垣添関)」に入門した生徒もいます。
進学では、国公立大学に1名合格しました。方面では、県内の大学、短大、専門学校が最も多く、次に北九州市や福岡市となっています。また、中津市の「東九州短期大学」、「大分県立工科短期大学校」、「中津ファビオラ看護学校」など、就職同様に『定住促進』に類する進路選択が本校の特徴であり、北九州市や別府市・大分市への通学も十分可能です。親元から通学するメリットを活かして、10名以上の生徒がJRで電車通学をしています。
この「進路決定先一覧」には、職種や学部・学科等は割愛していますが、多くの生徒が本校の4学科での学びを活かして進路決定を果たしています。5月20日(火)付けの学校HPに掲載した「資格取得」への取り組みも、後押し、プラスに働いているに違いありません。令和7年度においても、3年生全員が希望の進路を「第一希望」で達成できるよう、学校、地域を挙げて支援を行っていきたいと考えています。関係の皆様には、今後も本校生の進路実現に、ご理解・ご協力を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。
文責:進路指導主任(古原)