【学校生活】教育実習生の置手紙 第4弾 英語 村上亜美先生

高校1年生のときにやっておいてよかったと思うことを教えてください。
―大分県のグローバルリーダー育成塾に参加したことです。 最終回ではAPU(立命館アジア太平洋大学)の留学生と交流する機会もあり、 英語を使って自分の考えを伝えることの面白さを感じました。 また、県内のいろいろな高校生と関わる中で、普段の学校生活では出会えないような価値観や考え方に触れることができ、視野が大きく広がったと感じています。
高校1年生のときにやっておけばよかったと思うことを教えてください。
―オープンキャンパスへの参加です。 志望校を決める段階になってから「もっと早く見ておけばよかった…!」と焦った経験がありました。 1年生のうちからいろんな大学に足を運んでおくと、自分の興味や「こんな環境で学びたい」というイメージが自然と見えてくると思います。 実際に見ることでモチベーションも上がるし、進路選びもスムーズになるはずです!
高校2年生のときにやっておいてよかったと思うことを教えてください。
―宇佐市の高校生を対象とした2週間ほどのオーストラリア短期留学プロジェクトに参加したことです。 現地の学校に通い、ホストファミリーと生活を共にする中で、言語や文化の違いに挑戦しながら多くを学び、「もっと英語力を伸ばしたい」「異文化について深く学びたい」という思いが強くなりました。 帰国後はその経験を学校で発表する機会を多くいただき、英語スピーチコンテストにも挑戦しました。 人前で自分の考えを伝えることに慣れ、そこで得たプレゼン力や表現力は、今でも役立っています。
高校2年生のときにやっておけばよかったと思うことを教えてください。
―理数科目の勉強です。 当時は苦手意識があって、理数科目はもう無理かも…と半分あきらめていました。 でも今思えば、もっと先生を頼ってしっかり向き合っていれば、進路の選択肢も広がったかもしれません。 今でも「理系ってやっぱりかっこいいなあ…」と思うことがあります(笑)。 苦手なことでも「ちょっとだけ頑張ってみる」ことって、後になって大きな意味を持つんだなと感じます。
高校3年生のときにやっておいてよかったと思うことを教えてください。
―大学受験に向けての猛勉強ですかね。 家では集中できないタイプだったため、週末も学校に通い、開校時間中はずっと校内で勉強していました。 また、一緒に頑張る友達をつくったことで、切磋琢磨しながらお互いに高め合うことができ、とても励みになりました。 コロナウイルスの影響で学校が閉鎖された時期にも、その友人とZoomをつなげて一緒に勉強したり、市の図書館に通ったりと、2人で頑張ったことは今でも良い思い出です。 あのときの努力と経験があるからこそ、今どんなに大変なことがあっても「自分なら大丈夫」と思えるようになり、大きな自信になっています。
高校3年生のときにやっておけばよかったと思うことを教えてください。
―もっと人と会話する時間を大切にすればよかったと思います。 受験勉強でいっぱいいっぱいだった私は、昼休みも教科書を開いたままお弁当を食べていたりして、他クラスの友人や先生と話す時間がほとんどありませんでした。 息抜きの方法がわからず、途中で気持ちが暗くなることもありました。 そんな中で、茜祭などの学校行事が唯一のリフレッシュの場になっていて、こういう時間こそ大事にすべきだったなと今は思います。 受験勉強は大切だけど、人との会話やちょっとした楽しみが、心の支えになることを実感しました。リフレッシュ、大事です!
現在の進学先を決めた時期とその決め手を教えてください。
―進学先を決めたのは高校3年の夏頃だったと思います。英語が好きで外国にも興味があったため、国公立の国際系の大学を中心に探していました。 外国人の教授がいたり、留学生の受け入れがあったりと、学内で英語を使う機会が多そうだと感じたことが大きな決め手の一つです。 また、英語だけでなく心理学や比較文学、哲学など、幅広い分野の授業が展開されている点にも惹かれました。興味のあることが多かった自分にとって、学びの選択肢が広いことはとても魅力的でした。
大学での専門分野や研究内容について教えてください。
―Intercultural Communication(異文化間コミュニケーション)ゼミに所属し、英語を通じた文化理解や、日本と海外における価値観の違い、コミュニケーションのあり方について学んでいます。ゼミでの学びを深める中で、日本の「カワイイ文化」に興味を持ち、 卒業論文では「カワイイ文化の社会的な力」に着目し、その歴史的背景や、ジェンダー・グローバル展開など多角的に考察しています。
卒業後のビジョンを教えてください。
―将来は、日本と海外の架け橋となるような仕事に携わりたいと考えています。 まだ具体的な職種は検討中ですが、大学で学んだ異文化コミュニケーションの知識や、海外での生活・接客経験を活かし、人と人・文化と文化をつなぐような働き方を目指しています。 特に、言葉や文化の力で誰かの心を動かしたり、前向きな気持ちになってもらえるような発信・企画に興味があります。
宇佐高生にメッセージをお願いします。
―高校生って「青春」って感じですごくキラキラして見えるけれど、悩みとか不安とか必ず誰しもが持っていると私は思っています。そんな時は、少しだけ好きなことをしたり楽しいことを考えたりしてみると良いです。忘れた頃には大丈夫になっていることがほとんどです。いつでも、一人じゃないですからね、大丈夫。 そして、三週間本当にありがとうございました。卒業して数年が経ち、今度は実習生という形で宇佐高校に戻って来られたこと、皆さんと出会い共に過ごせたことは私にとって本当に貴重な時間でした。心から嬉しく思います。高校生活は一瞬ですから、「イマ」を大切に自分らしく生きてくださいね。応援しています。本当にありがとうございました。