産業デザイン科 JR九州かんぱち・いちろく ミニトレイン製作

2024年4月22日(月)、JR大分駅にて「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」開催に合わせてJR九州・新D&S(デザインアンドストーリー)列車、新型特急「かんぱち・ いちろく」がお披露目となりました。

この列車は、博多〜由布院〜別府間を約5時間かけて運行する予定で、コンセプトは「〜ゆふ高原線の風土をあじあうD&S列車〜」です。

現在のJR九州・久大本線全線開通の礎をつくった麻生観八氏、衛藤一六氏、両名の名前をいただき、デザインは㈱IFOOが担当し、満を持して高級感の溢れる列車が誕生したようです。

全席グリーン席の車内では、ゆふ高原線沿線の食材を中心に福岡・大分、両県の魅力が詰まった食事やお弁当を用意し、車内でのひと時を贅沢に彩ります。

外装は黒色をベースに金色のアクセントをあしらい、重厚感あるデザインに仕上がっており、内装は福岡、大分県産の杉をふんだんに使って落ち着いた空間を演出しています。

4月26日(金)、いよいよ運行開始を迎えますが、博多発を「かんぱち」、別府発を「いちろく」として1日おきに運行するようです。

新型特急「かんぱち・ いちろく」のデビュー発表会&見学会が盛大に開催され、この発表に合わせる形で、本校産業デザイン科・デザイン部が特急「かんぱち・いちろく」の『ミニトレイン』を制作しました。

2023年末、JR九州大分支社より依頼を受け、2024年2月のデザイン発表を経て、デザイン部の教職員および木工班3年生2名(岩男友結、後藤みこ)により、放課後等の時間帯で約2ヶ月をかけて制作してきました。

1995年、特急ソニック883系(青色)の誕生に伴い、イベント等で走行するミニトレインが当時、活躍しましたが、今回は久しぶりの企画だったようです。

昨年、依頼を受けた際はノウハウも分からずに試行錯誤の連続でしたが、塗装ベニヤ板での骨組み(バッテリー周り)〜スタイロフォームでの肉付け〜シナベニア板で枠組み〜パテ塗り成形〜塗装、と形が出来ていくうちに現実味が沸き、制作への意欲に拍車がかかりました。

前面のランプ部は本校電気科へ協力を仰ぎ、装飾の要となるステッカーは(株)日本工事広告に発注しました。
JR九州大分支社、鶴崎工業高校、双方の想いが詰まったこの『ミニトレイン』はJR各イベントで3両編成(先頭車両+乗車部)にて、“子どもたちに夢と希望を乗せて走る”『ミニトレイン』となり、新型特急「かんぱち・いちろく」のPRとなるべく活動します。

 関連リンク

JR九州 特急「かんぱち・いちろく」 

https://www.jrkyushu-kanpachiichiroku.jp

TOSテレビ大分ニュース

新たな観光列車「かんぱち・いちろく」がJR大分駅に!高級感のある黒の車体に金色の装飾が特徴 大分