学校案内
世界文化遺産「端島(軍艦島)」における遠隔操作ロボット「アバター」を活用した遠隔操作見学
3月14日[木] 13:30より、遠隔操作ロボット「アバター」を活用し、長崎市の世界文化遺産「端島(通称:軍艦島)」を見学しました。
さて、端島は日本近代化の遺構として2015年7月に世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」に登録された人工島です。
明治時代~昭和時代にかけて海底炭鉱によって栄え、日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅も建造されるなど、1960年代には東京以上の人口密度を有していましたが、1974年の閉山により、現在では無人島となっています。
軍艦島コンシェルジュ
今回、学校を代表して産業デザイン科1、2年生:計72名が参加しました。
生徒6人が交代でアバター「newme(ニューミー)」をパソコンで操作し、軍艦島の現状を衛星インターネットから、スクリーンに投影し見学しました。
通常は立入禁止区域であるアパート、炭鉱、学校、商店街、映画館、周辺にアバターが突入しました。
中学1年まで軍艦島で暮らしたという元島民の木下稔さん(70)に現地より案内をいただきました。
当時、通学していた小中学校(鉄筋7階建て)は1,000人以上の児童生徒が在籍していて賑わっていた話、木下さんのお父さんが経営していた映画館は景気が良すぎて家庭用テレビの普及に伴い廃業してしまい、最後は卓球場へと変わった話、などなど楽しく聴くことが出来ました。
産業デザイン科の生徒たちは臨場感たっぷりの映像に終始、目が釘付けでした。
また、今回の体験を通して、ものづくりの歴史的背景の営みを深く学び、総合的な知識と情報を共有でき、収穫の多い見学会でした。
現場の方への質問の様子など
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アバターロボットを使っての見学は軍艦島では初 大分の高校生が世界遺産を遠隔で見学 大分