学校案内
令和8年7月6日(月)に、「第1回校内授業研究会」を開催しました。研究授業は、地歴・公民科の亀井洋輝教諭による2年建築科(2A)の『歴史総合』、産業デザイン科の大岩篤貴教諭による2年産業デザイン科(2D)の『デザイン史』、電気科の平木大士教諭による1年電気科2組(1E2)の『電気回路』の三本立てです。なお、7月3日(金)に「事前説明会」を行い、3名の助言指導者をお迎えして当日5限帯の研究授業に臨みました。
〔助言指導者紹介〕
○地歴・公民 大分県立大分鶴崎高等学校 指導教諭 西 裕一郎 先生
○電気 大分県教育委員会高校教育課 指導主事 猪野 和秀 先生
○産業デザイン 大分県立芸術緑丘高校 指導教諭 首藤 宏道 先生
『歴史総合』の【本時の目標】は、「近代化と国民国家の成立が両輪で進展した時期を『長い19世紀』として捉え、その時期におけるユダヤ人の状況を学ぶことで、近代国民国家の性質を多角的に捉える視点を獲得する」でした。「皆さんは何に(どこに)所属していますか」という身近な問いを端緒に、ユダヤ人が翻弄された理由を考えるところまで、亀井教諭は考察を促す問いを与え続け、アクティブかつ探究的な学習をさせていました。ペアワークに加え、自由にグループを作って討議させるなど、見どころが多い授業展開でした。



『デザイン史』の【本時の目標】は、「古代ギリシャの『美』の基準について考えよう」であり、古代ギリシャにおける美の基準と黄金比を理解するという学習内容でした。まず、事前課題の「自分が好きなデザイン」をグループ内で共有しました。その際、大岩教諭がこだわっていたのは、好きな理由を「なんとなく好き」ではなく、『言語化させる』ということでした。理由を添えて書いたり発言したりする言語活動は、3年時の面接試験や小論文試験にも役立ちます。大岩教諭のスライドが、美しく芸術的であったことも印象的でした。



『電気回路』の【本時の目標】は、「ブリッジ回路の平衡条件が、実際の実験で成り立つことを確かめ、回路の特性を理解できる」でした。ブリッジ回路の計算についての前時の振り返りに続き、グループごとに可変抵抗器等を用いた実験を行わせました。平木教諭の授業プリントやスライドには「予想」という言葉が何度も登場し、結果の予想を立てたうえで実験を行わせ、自分の目で確かめさせるという「探究的な学び」に通じる指導法でした。また、平木教諭が担任を務めるクラスにつき、生徒との信頼関係の構築も見て取れました。



3人の授業者とも、旧来的な講義調、一方向的な授業ではなく、授業者と生徒、そして生徒相互が協働する授業形態であり、以下の共通点を感じました。
① 授業者と生徒とが一体となり、目標に向かって創造する授業
② ペアやグループワークによる協働的な学びを主軸とする授業
③ 探究的な活動を通して主体的・対話的で深い学びに至る授業
授業後の「事後検討会」では、活発に意見交換、討議がなされ、大いに有益な時間となりました。「第1回校内授業研究会」の学びを範として、本校の全授業者がこれからも主体的に【授業改善】に取り組み、「(生徒が)わかる授業」を実践することを期待しています。


