学校案内
図書委員会が今年度初めて集合した際に、
好きな本のタイトルを自己紹介と一緒にするように司書から言われる。
かなり突っ込んで好きな理由を聞かれるので、
適当なことも言えず ただ一人「好きな本はない」と答える荒坂浩二。
司書から 「読書をしない荒坂君に、 本に興味がない人も手に取ってもらえるような新聞を作ってもらいたい」 と頼まれ、
同じクラスの藤生蛍と図書新聞を作ることになる。
やる気がない荒坂は
過去の図書新聞を参考に読書感想文を寄稿してもらって紙面を埋めようと考えるのだが、
適当に選んだはずの先生や生徒から原稿と引き換えに不可解な条件を提示される。
それは同じ本で荒坂にも感想文を書いてほしいというものや、
何の本で書いたかわからない感想文の本を当ててほしいといったものなど様々。
普段から本を読まない荒坂は苦戦するが、読書家の藤生と協力して何とかやり遂げる。
色々な人から読書感想文を集めるのだが、
・誰に自分を重ねて考えるか
・登場人物の行動をどのように受け取るかが
同じ本を読んでも感想文の書き手ごとに全然違ってくる。
「最初は高校生にもなって読書感想文なんて、とうんざりしていたが、案外興味深い代物だった。
それは書き手本人が自分を見直したり前に進んだりするきっかけにもなったようで」
読書嫌いの荒坂から最後にはこんな考えが飛び出す。
あなたも新たな考えに出会えるかもしれない。
2026.09.02 司書の本棚 Vol.11
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