津高日誌　6月12日　木曜日(文化講演会)

第60回 高校生のための文化講演会《（財）一橋文芸教育振興会》
を開催しました。

講師は 久坂部羊 先生です。

本業は医師として活躍され、４８歳で作家デビューしました。
ネットで検索すれば、数多くのベストセラー小説とドラマ原作者という情報がヒットします。

《概要》
努力は後からついてくる。サボりも後からついてくる。
努力している瞬間、サボっている瞬間に結果が分からないので、人生は難しいし、面白い。

高校生の皆さんには、毎日「しんどいな～」と思うような大人になってもらいたくない。

どうすればいいか・・・
チャンスがあるときに努力し、
分からなければ人に尋ねる。

一番手っ取り早いのは、
自分にとっての成功モデルを見つけて、追いかけることです。

私は高校生の時に作家になりたいという夢を描きましたが、なかなか実現に至らず、ようやく４８歳で作家デビューできました。

１７歳で思い立って、実現するまで３１年かかりましたが、この３１年間は決して無駄ではありませんでした。

遠回りではありましたが、
この間も小説を書き続け、
下積みの努力を続けてきました。

「３１年、努力すれば夢が叶う」
という保証はどこにもありませんでした。

それは、トンネルを掘ることに似ています。

101mの壁があったとして、

掘削を100mで止めれば
トンネルは未開通で、明かりを見ることは出来ません。

あと１ｍ掘れば良いだけなのに
勿体ないと思うかもしれませんが、

ポイントは、

人生に待ち受ける壁は、その厚みが分からないということです。

ゴールが見えないゴールを目指す必要があります。

そのエネルギーが「努力」です。

一回きりの人生です。
高校生の皆さんには、
夢を探して、
努力を続けてもらいたいと願っています。

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