
学校からのお知らせ

本日は、新津久見高校10周年・津久見高校83周年、誠におめでとうございます。来賓に津久見市長、川野幸男様をお迎えし、記念式典を行うことができますことは、学校長として大変うれしく思います。
新津久見高校は、高校改革推進計画の後期再編整備計画によりまして、臼杵商業高校と海洋科学高校との発展的統合により、平成24年にスタートしました。その後、海洋科学高校は独立しましたが、今年度10周年を迎えることとなりました。
10周年を迎えるにあたり、同窓会、津久見市、そして地域関係者との話し合いにより、昭和14年創立の津久見高校もあり続けていると考え、新津久見高校そして津久見高校の2つを併記して、両方の周年行事をやっていくこととなりました。
さて、周年行事をする目的は、4つあると考えます。
① 本校の歩みを振り返り、創立の意義と使命を確認し、今後もより良い伝統を築くとともに、明日への発展を願う。
② 生徒は記念行事を通して、愛校心(津久見高校が好きである)や帰属意識(津久見高校の一員である、仲間である)を醸成するとともに、よりよい伝統を自ら築き上げようとする態度を養う。
③ 学校と地域社会や同窓会そしてPTAの益々の連携・関係性を確認し、地域に開かれた特色ある学校づくりを目指す。
④ 同窓会員の意志結集と同窓会組織の活性化を図る。
の4つです。
次に皆さんは、CSRという言葉を知っていますか。( Corporate Society Responsibility )「企業の社会的責任」と言われ、これは「企業が地域で操業・生産活動ができるのは、地域の皆さんから信頼されているおかげである」という考えです。そのため、企業は地域に対して会社見学、お祭り、ボランティア、環境維持などの社会貢献活動をしています。
学校も同じだと思います。本校が10周年そして83周年を迎えることができたのは、津久見市そして地域の皆さんからの信頼・応援さらに卒業生の活躍等があったからなのです。そのため学校内の教育活動だけでなく、「地域に開かれた学校」「特色ある学校」を目指して、学校が地域、企業そして津久見市と協力・連携した教育活動や地域貢献活動を実践し、地域に学校の取り組みを発信することが大切になります。
そして学校目標である「主体的に学習に取り組み、知識・技能を習得し、それを活用して課題解決しようとする態度を養い、将来地元で活躍する人材となるため、自立し豊かな心と体を持つ調和のとれた人間を育成する。」を実現するため、教育活動を進めていかなければなりません。
また、来年度入学生から、現在の「会計システム科」と「総合ビジネス科」は「地域みらいビジネス科」と学科改編し、2年時からは「データサイエンスコース」と「デジタルマーケティングコース」の2コース制となり、新たなスタートを切ることとなりました。
これからの津久見高校は、「不易と流行」、伝統を継承し、時代の変化に対応し、新しいことに果敢に挑戦しながら、新津久見高校20周年、津久見高校90周年に向かって進んでいくことをここに誓います。
最後に、新津久見高校および津久見高校、同窓会、PTAそして津久見市の益々の発展、さらに卒業生のご活躍とご健勝を祈念し、学校長式辞といたします。
令和4年10月5日
大分県立津久見高等学校
校 長 日永 達也