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学校からのお知らせ

山岳部からインターハイレポートが届きました!②
2021年08月20日

8月18日(水)
 今日は取立山コースの下見登山。朝から雨。雨具を準備して、2日間お世話になった管理人さんにご挨拶をして出発。舗装された道を登っていくと登山口の広い駐車場があり、ここから登山道です。他のチームも下見登山に来ています。多くの人が歩いたため、すでに登山道はぐちゃぐちゃ状態。滑りやすくて歩くのが大変です。コースは右に曲がり、左に曲がり、その都度、地図と周囲の地形、スマホのGPSアプリを照らし合わせながら進みます。順調に取立山山頂に到着。しばらくすると稜線を這い上がるようにガスが立ち込めてきて、あっという間に周囲が真っ白になってしまいました。
 さて、山頂を少し下って、初夏には水芭蕉が美しく咲き乱れるという取立平を越えると、立派な避難小屋が立っていました。そしてもう一度登り返すと「こつぶり山」に到着です。小さな看板が木にぶら下がっているだけの、つつましい山頂。大会ではここで監督が選手を迎え入れます。登山のインターハイでは、競技上、監督と選手は会って話をすることができないのです。ですから監督は、ここで選手が無事に到着するか、規定時間内にゴールできるかをハラハラしながら待つことになります。
 さて、こつぶり山頂で休憩した後、大滝ルートで下山です。大滝ルートはメリハリに飛んだ面白い登山道でした。まず展望の良い稜線を雲海を見下ろしながら進み、その後、ごうごうと鳴り響く水流豊かな谷筋を下っていきます。途中、渡渉あり、ロープ場ありの、少しスリリングな岩場を通過して、その後に待っているのは落差30メートルはある大滝! ここは皆の声が聞こえないほどの爆音と水飛沫で、マイナスイオン120パーセントでした。その後、しばらく下ると最初の登山口に戻ってきました。
 今日も雨具、ザックなどびしょ濡れになったので、今日の宿泊先の温泉施設水芭蕉の庭先のホースをお借りして洗わせてもらい、コインランドリーで10分ほど乾燥させて、快適な状態に戻りました。自分たちも温泉に入ってさっぱり! ここの宿泊施設はまだ新しく、畳表の新鮮な匂いがします。当然のことながら、やっぱりお布団は気持ち良いものです。夕食はお目当てのラーメン屋さんに行ってみたのですが、なんと今日に限って閉まっているではありませんか。そうこうしているうちに19時半を過ぎ、勝山市は真っ暗に。コロナの影響でどこも時短営業のようです。この日は結局、ジャンキーなコンビニ弁当となってしまいました。
 夕食から帰ってきてミーティング。もう一度大会資料を読み返してみると、いろいろ気になる点が・・・。とにかく登山競技は資料が多いのです。大会本部から出される予報1号が37ページ、予報2号が40ページ。それに対する訂正のお知らせに次ぐお知らせ。監督も選手もこれを読み込み、それに基づき計画書を作成しなければなりません。この計画書が採点の対象なのです。体力、技術、知力、精神力、パーティーシップ、そして天候という運まで味方につけなければ勝てないのが登山競技。なかなか、なかなかに奥が深いのです。

 

今回は写真盛りだくさん!こちらからご覧ください。

山岳部インターハイレポート②.pdf

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まだまだ続きます!