「East Asia Youth Camp Gathering 2024」青少年赤十字モンゴル派遣報告

7月24日(水)から30日(火)にモンゴルのウランバートル郊外で開催された「2024 East Asia Youth Camp Gathering」に竹田高校から2名の生徒が参加しました。これは,全国のユースメンバーから選抜された日本の代表10名が,東アジアで活躍する青少年赤十字メンバーが集まるキャンプで,真の意味での「国際理解・親善」を体験しその成果を今後の活動に活かすという目的があります。日本のメンバーは,モンゴル,中国,香港,韓国のメンバーとともに,広大な草原の中のゲルで生活しました。
 今回は人道活動「気候変動」というテーマのもと,各国の人道活動を紹介するフリップチャートを作成し,日本国のブースに展示しました。参加者は,説明者と聞き手に分かれ,各国のブースで,説明をしたり一緒にゲームをしたりして今後の活動の参考にしました。
2名とも大変貴重な経験ができたようです。今後の活躍が期待されます。

<参加した生徒の感想>
首藤杏奈さん(2年3組)
今の地球では,「気候変動」によって,大規模な山火事や洪水,旱魃,猛暑や豪雨などの気象災害が起き,甚大化し,農作物への影響から飢餓や栄養不足が起きていることを深く考える機会となりました。私が特に考えさせられたことは,「私はまだ世界に出る準備が不十分である」ことです。参加者共通のコミュニケーションツールである英語力の低さを実感し,もっと使える英語を学びたい,身に着けたいと思いました。また,他国の文化を知ることで日本との違いを知るとともに,日本の文化の良さを再確認することもでき,全てが新鮮でした。本研修で学んだことを,学校の「総合的な探究の時間」や,大分県教育委員会主催のグローバルリーダー育成塾などに活かしていきたいです。最後になりましたが,本研修に関わって頂いた,日本・モンゴル赤十字社を始め,竹田高校同窓会,竹田ロータリークラブの方々等に感謝致します。

阿南里奈さん(2年1組)
今回の研修では,「気候変動」についてのアクティビティを行いました。既知内容もありましたが,知らないことも多く,ゲームや発表を通して「気候変動」について深く考える事ができました。他国の人との会話では全て英語で,聞き取れないこともありましたが,その時はゆっくりもう一度言って貰うことで理解でき,会話を楽しむことができました。学校の授業で習ったモンゴルの移動式テント「ゲル」での宿泊体験,そして内陸気候の乾燥したモンゴルの気候など,日本の気候との違いを肌で感じることができ貴重な経験になりました。今回は西村校長先生に推薦して頂き,この研修に参加することができました。最初は「なんとなく出願してみよう」という気持ちでしたが,事前研修やモンゴル研修に参加して,「会話をはじめ,一歩を踏み出すことの大切さ」を実感し,真のコミュニケーションを知ることができました。最後になりましたが,土居竹田市長さん,先生方,そして参加に同意してくれた保護者に感謝して今後の生活を送ります。