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【SSH】第4回 SSH スペースサイエンスカフェが行われました

 9月13日(水)16:40~17:40に九州スペースサイエンスネットワーク(QSN)主催「第4回 SSH スペースサイエンスカフェ」が開催され、本校の1年生 8名、2年生 2名の計10名が参加しました。

 講師に衛星設計コンテスト実行委員会 幹事委員で、元 信州大学大学院 教授の中島 厚 先生をお迎えし、『小型化で身近になった人工衛星 ー持続可能な宇宙開発のために若者のアイデアをー』と題して講義をしていただきました。講義ではこれまで打ち上げられた小型衛星の説明があった後、衛星設計コンテストについて紹介されました。これまで企業や研究機関が担ってきた衛星の設計に、より若い世代の人材にも挑戦してほしいという思いから、このコンテストの参加者は大学生や専門学校、高校の生徒にまで門戸を広げて実施されているそうです。

 また講義の後半は衛星打ち上げ後の問題として「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」についての話題も取り上げられました。役目を終えた人工衛星が宇宙には27,000個以上存在し、それらが宇宙活動に大きな支障をもたらしていることや、将来的には地上への落下や衝突を防ぐために積極的な除去活動が必要であることを教えていただきました。

 人工衛星については打ち上げやその活動ばかり注目しがちですが、役目を終えた後の機体の処理のことも考えなければならない、まさに「人工衛星の一生を考える」今回の講義は、生徒たちに宇宙開発の新たな側面を示していただきました。

 5月から始まったスペースサイエンスカフェも、残り2回となりました。毎回積極的に参加してくれる生徒もいて、「今回の講義はよく理解できた。次回も楽しみです」と頼もしい感想が聞かれました。

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