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【SSH】RIASⅠ 探究の基礎② 滑空体

1年生の探究の基礎は教科「理数探究基礎」の教科書を一部参考にしながら、これまでの鶴城高校の積み上げてきた実績、成果をもとに毎年作りなおされています。成果があったものは残しながら、さらに工夫しながら、生徒がどのように変容していくのかを見取りながら、探究の資質の向上を図ります。今回は「城山から大入島に滑空(グライダー)によってものを届けるにはどうしたら良いか」という課題設定で、「長く飛ぶ紙飛行機」を班で作りました。もちろん、探究活動ですので、科学的な視点と方法をもって取り組みます。今回の生徒達の目標として「対照実験の観点から得るべきデータを検討する力を身につける。」という『Science』の力と、「データをデータサイエンスの観点から、ICTを活用して処理する力を身につける。」と「得たデータを関連付けて評価する力を身につける。」という『Analysis』の力を意識しながら取り組みました。演習問題などで与えられるデータは問題を解くために必ず必要で、必要なものしか提示されていません。生徒達は今回の取組の中で、どんなデータを取るのかを考え、また、対照実験として成立するのかを検証し、得られたデータが本当に「良く飛ぶ」に関係するのかを考察しました。多くの間違いや誤解がありましたが、だからこそ、悩み、班内で活発に意見交換しながらデータを取っていました。今回、初めてExcelを使い、ICTの便利さや使い方の工夫も学んでいました。