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【SSH】遺伝子の扉を開く ~夏の特別実験教室~

7月25日(金)、夏季補習終了後、本校生徒を対象にリモート形式でDNA実験教室を開催しました。実施にあたっては、かずさDNA研究所のご協力をいただき、2年生の生徒が参加しました。

今回の実験では、アルコールに強い体質かどうかを左右する「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)」遺伝子の多型解析にチャレンジ。
頬の内側から採取したわずかな細胞からDNAを抽出し、その複製・解析を行いました。

実験の合間には、研究員の方からDNAの基本構造やゲノム編集の最前線についての講義も行われ、遺伝子技術の多様な応用や、生命倫理についての話にも触れられました。
生徒たちは真剣な眼差しで話に耳を傾けていました。

参加した生徒からは、「初めて本格的な実験に取り組むことができた」「自分の体質を科学的に知る体験は新鮮だった」「実験器具の扱いを丁寧に教えてもらい、将来の学びにもつながると感じた」などの声がよせられました。
特に、「生物基礎の授業で学んだ内容が、現実の実験と結びついて理解が深まった」「遺伝子工学に興味が湧いた」「生命に関わる研究の責任や倫理についても考えさせられた」など、今回の体験が学びのモチベーションや視野の広がりに大きく貢献したようです。

※今回の実験教室はかずさDNA研究所の「DNA実験宅配便」を活用させていただきました。
ありがとうございました。