村谷氏講演会　「再生医療」　

長年にわたり再生医療の第一線で研究を続けられている村谷さんにお越しいただき、生徒に講義をしていただきました。村谷さんは民間企業にて28年間を研究者として過ごし、その間、バイオ・ライフサイエンス分野における新規開発テーマの立案・遂行、製品開発及び商品化研究をされています。研究者としての最後の10年間は再生医療の基礎研究に携わり、特に後半の5年間は国立の研究機関の共同研究員として国の再生医療実用化プロジェクトへの参加や、iPS細胞を用いたミニ立体臓器の作製に関わっておられました。今回の講演では、ご自身の経験をもとに、研究者としての生活ややりがい、求められる資質・能力や研究に向かう熱意についてお話しいただいたあと、多くの資料をもとに最先端の再生医療についてお話しをいただきました。再生医療が、どのような技術で、今はどこまでできるようになっているのか、また今後はどのように発展していくのか、生徒たちは興味深く聞いていました。3時間近くの時間、講義していただき、非常に充実したものとなりました。この研修は関東先端科学研修及び関東医療研修の事前学習をかねており、研修に参加する生徒たちは事前学習の学びを確認するように話しを聞き、質問をしていました。関東先端科学研修では東京大学医科研究所で再生医療を研究されている方の研究室を訪問することになっています。また、関東医療研修ではTWInsで実習を行います。