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校長通信『しびっくぷらいど』第7号 平和を思う

      

先月8月15日 、気になっていた、佐伯市鶴谷町の平和祈念館「やわらぎ」に、行ってきました。

造船工場の大きなクレーンが目の前にあるところに、平和祈念館「やわらぎ」があります。

すぐ隣には、海上自衛隊(佐伯基地分遣隊)があります。

なぜ海上自衛隊が佐伯にあるのか、大分県民の多くは、知らないだけでなく、その存在を知っている人は、少数と言えます。

▼佐伯港は、地形、水深に恵まれた天然の良港で、旧藩時代から外国との交易が行われ、近隣の離島、沿岸域との交通の要衝として栄えてきました。戦前に海軍航空隊、海軍防備隊が置かれたことから、軍用施設として整備されました。陸地には、海軍航空隊の滑走路も整備されていました。

そして、佐伯湾と真珠湾には、深い関係があります。

佐伯湾に連合艦隊が集結し、大規模演習が行われた後、戦争が始まりました。

▼佐伯は計6回空襲を受けています。最後の空襲は、終戦日の前日の昭和20年8月14日です。1日違えば、助かった命があったことを知りました。

▼この日、12時のサイレンを耳にしながら、尊い平和への思いを込めて、平和の塔の前で黙とうをしました。