生きる力に満ちた心身共に調和のとれた人間育成
学校案内

GWが明け、生徒が元気に登校してくる姿を見るとホッとします。電動自転車とはいえ、長い上り坂を一生懸命学校に向かって登ってくる姿を見ていて、頑張れ!と思う気持ちとともにやはり気になるのがヘルメットです。もちろん登校してくる生徒はみんなヘルメットをかぶっているのですが、時々、「顎ひもがゆるいのではないかしら」、「ちゃんと顎ひもが締められていないのではないかしら」と思う姿もあります。
「行ってきます」とは「行って無事に帰ってきます」、「行ってらっしゃい」とは「行って無事に帰ってらっしゃい」の意味が込められていると聞いたことがあります。登下校はもちろん、学校での生活も元気に過ごし、家に帰って今日一日の出来事を笑顔で話す日々を送ってほしいと、生徒の姿を見るたびに思わずにはいられません。
もう一つ、車での送迎風景を見て思うこと。
私は高校1年生の2学期までバス通学でした(3学期からは下宿しました)。坂ノ市駅と中判田駅を結ぶ国鉄バスでの通学。朝6時4分に乗らなければ次は9時台のバスしかない。一度だけ、寝坊した私を夜勤明けの父が車で送ってくれたことがありました。判田中学校のあたりまで来たときに、坂を上っている同級生たちの姿が見えました。すると父は、「ここで降りて歩いて行っても間に合うだろう。歩いて上っている同級生を車で追い越す必要はない」と言って私を降ろしました。車で行けば1分もかからない距離を10分以上かけて歩くなんて非効率的(!)ですが、夜勤明けの疲れをおして送ってくれた父の言葉に、私は「なるほど」と、納得したのを覚えています。
歩いて上る同級生の最後尾で私を車から降ろした父の行動も親心。せっかくだから校門の近くまで送ろうと思うのも親心。ただ本校の生徒には、朝の多忙な時間の中で送ってくれる親に対しての「感謝」と周囲に対する「配慮」を忘れないでいてほしいと願っています。
校長 岩田 友佳子