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数年前、大分市寒田川流域で下校中の女子高生が何者かに襲われる事件が発生したと聞きました。幸いその女子高生は自力で窮地を脱し無事だったようです。しかし、寒田川流域の照明器具が少ないないための通学上の危険はまだ残っています。
そこで寒田川の流れで発電し辺りを照らすことができるのならば!と本校機械科3年生(課題研究班8名)が立ち上がりました。
本日はその第一歩として、限界集落におけるエネルギー問題解決のための小水力発電の開発をしている木原倫文様(いくつものかたち株式会社代表取締役社長)をお招きし、講演会(特別授業)の実施です。実は木原会長は本校定時制の卒業生。そのため後輩に対してという思いから、熱い話を頂戴することができました。
木原様は「日本は水力エネルギーの宝庫。それを小水力という形で分散することはリスク管理にもつながるし地域貢献にもなる。わが社も社会課題を克服するために仲間と力を合わせてきた。君たちも電気・電子科や土木科といった他学科と連携すればきっと良いものができるはず。小水力発電という再生可能エネルギーに着目したことはとても良いこと。ぜひがんばって完成させてほしい!」と激励の言葉を述べていただきました。
講演会の終盤には、電気ゴーカートの試乗会も行われ生徒は大興奮!
テレビや新聞社の取材もあり、生徒は「もっと水力発電が広がれば良いと思った」、「再生可能エネルギーの会社に就職したいのでしっかりと勉強していきたい」と述べ、とても良い刺激を得たようです。
その時の様子がわかるOBSニュース
➡ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/obs/41573?display=1
今後も小水力発電機の開発によって、通学の安全性の向上を図るため、木原会長をはじめとした企業・大学との連携を進めていきたいと思います。