学校案内
体育大会あいさつ
校長 江口 哲治
皆さん、おはようございます。いよいよ体育大会の本番を迎えました。台風22号の接近が危ぶまれましたが、大分県にはさほど接近ぜずコース東よりに変わりました。生徒の皆さんの体育大会にかける意気込みが台風をはねのけてくれたのかなと思います。
さて、本日は来賓に、同窓会 豊工会会長 赤嶺昭様、PTA会長 長野幸男様、をはじめとして、朝早くから多くの方をお迎えして体育大会が開催できることをまずもって感謝いたしたいと思います。ありがとうございます。
生徒の皆さんは、11日間の練習に取り組んできました。練習の初日は、3役の皆さんが科を一生懸命まとめようとしていた姿に、リーダーシップを感じました。一方で、思うようにいなかった部分もあったと思います。しかしながら、練習が進むにつれ、3役中心に学科がまとまり、昨日は各科の真剣さが最高潮に達していたと思います。
私は、いつも人の役に立つことを考えられる人になってほしいと言っていますが、今日は仲間のために役だつことを考えてほしいと思います。仲間、まずは学科。ただ、学科以外のつながり、学年ごとのつながりなど、学年を超えたつながりなど、様々あると思います。この約1000人が仲間のために役立つことを考え、正々堂々と戦ってほしいと思います。
歴史を振り返ってみますと、馬と蛸、がちょうとかめ、芋虫の旅行に代表される大工独自の競技種目の歴史を調べてみましたが、いつからか始まったのか、詳しいことは謎です。ただ、大分工業高校の卒業アルバムを見返すと、1968年から、この伝統の種目の写真が突然出てきます。新型コロナウイルス感染症により、身体接触がある伝統競技を中止せざるを得ない時期が3年間あり、伝統競技を知る生徒が全くいない状況が生まれましたが、当時の教職員、OBの先生方、生徒が一丸となり、令和4年の体育大会で伝統競技を復活させ、約60年近く続いています。
また、今年は伝統の種目に加え、新たに大縄跳び、綱引きが種目に加わります。大分工業高校の体育大会は、伝統の名物競技に加え、学科の威信と名誉をかけて、真剣にはつらつと競技に取り組むその姿勢が見る人に感動を与えます。入場行進や応援合戦の集団としての美しさ、大工伝統の競技種目、またそれに加えて舞踊やバックボードの優雅さや華やかさなど、魅力は尽きません。
主役となって躍動するのは生徒の皆さん一人ひとりです。ぜひ皆さん一人ひとりが最高のベストパフォーマンスを発揮してほしいと思います。また、自分自身の高校生活の最高の思い出の1ページとなるような活躍を期待します。
最後になりましたが、本体育大会に向けてしっかりとした準備をしていただいた体育科の先生、特活部の先生、各学科の先生、皆さんに感謝いたしまして開会のあいさつといたします。
本日観覧に来校していただいた皆様、ご来校誠にありがとうございます。全校生徒約1000名が一生懸命頑張りますので、温かいご声援をよろしくお願いします。