コース・学科
建築科の学びを支える拠点「実習棟」をご紹介します。
この実習棟は、建築科の生徒が設計から施工までの流れを体験できる施設です。木材加工や鉄筋組立、コンクリート打設など、建築に必要な技術を学べる複数の実習室が整備されています。ここでの学びを通して、生徒たちは「ものづくりの楽しさ」と「現場で求められる技術」を身に付け。将来の建築士や施工管理技術者への第一歩を踏み出します。
以下、各部屋を写真付きで紹介します。

コンピュータ室では、建築分野に欠かせないデジタル技術を学びます。CADソフトを使った図面実習やBIM(Building Information Modeling)による建築設計の学習を行い、設計のデジタル化に対応できるスキルを身に付けます。また、WordやExcelなどの基本的な操作も学び、資料作成やデータ管理の力を養います。
【学べる内容】
・CADによる図面作成
・BIMを活用した建築設計
・Word・Excelなどのビジネスソフト操作

製図室では、建築の基本である「図面を描く力」を養います。ここでは、手書きによる図面作成の練習を通して、正確な寸法や線の表現力を磨く場として活用されています。
【学べる内容】
・建築図面の基礎(手描き製図)
・設計競技会の作品制作
・図面の正確な表現技術

模型実習室では、建築模型の製作を通して構造やデザインを理解します。軸組模型の作成など、実際に手を動かして建築の仕組みを学びます。
【学べる内容】
・建築模型の製作
・軸組模型の作成
・模型を通じた構造理解

施工実習室では、建築現場で必要な施工技術を学びます。足場の組み立てや鉄筋の組み立てなど、実際の施工に近い作業を体験します。
【学べる内容】
・足場の組み立て実習
・鉄筋の組み立て実習
・施工の基本技術

材料実習室では、建築材料の性質や強度を学びます。コンクリートの製作や鉄筋の強度試験、骨材のふるい分け試験などを行います。
【学べる内容】
・コンクリートの製作
・コンクリート・鉄筋の強度試験
・骨材のふるい分け試験

木工室では、木材加工の基本を学びながら、木工作品の製作に取り組みます。さらに、技能検定に向けた練習も行い、資格取得に必要な技術を身につけます。
【学べる内容】
・木材加工の基礎
・木工作品の製作
・技能検定の

木工機械室では、木工に必要な機械を使った加工を学びます。大型機械を使った精密な加工技術を習得します。
【学べる内容】
・木工機械の操作方法
・精密な木材加工技術
・機械を使った安全な作業

理論実習室では、建築構造に関する基礎知識を学びます。木構造、鉄筋コンクリート構造(RC)、鉄骨構造(S)など、建築物を支える構造の仕組みを理解します。
【学べる内容】
・木構造
・RC構造
・S構造

計画実習室では、建築計画に必要な知識を学びます。音、温度、光など、住環境に影響を与える要素を考慮しながら、快適な空間を設計する力を養います。
【学べる内容】
・建築計画の基礎
・音・温度・光などの環境要素の理解
・快適な住環境を計画する方法

多目的室は、学科のイベントや集会で使用される広いスペースです。学科の生徒が全員集まる場として、情報共有や交流の場となります。また、ものづくりコンテストなどのイベントにも活用されます。
【学べる内容】
・学科集会での発表・交流
・ものづくりコンテストの開催
・学科イベントの実施