コース・学科
大分工業高校機械科1年生は、専門科目「工業技術基礎」の授業において、さまざまな実習に取り組んでいます!
この科目では、機械科で学ぶ基礎となる技能を体験し、ものづくりに必要な知識や姿勢を身につけることを目的としています。
実習の内容は次のとおりです。
【 旋盤実習 】
万力のシャフトを削り出す作業を行いました。正確な寸法に仕上げるため、測定を繰り返しながら加工することが求められます。旋盤操作の基本を体験し、金属を削る感覚や加工精度の大切さを学びました。
【 手仕上げ 】
鋼材を使って文鎮を製作しました。のこぎりややすりを用いて形を整え、平らに仕上げる根気強さが必要です。手作業ならではの加工の難しさと完成したときの達成感を味わうことができました。
【 アーク溶接 】
3.2mm厚の鋼板を用いて金枡を製作しました。アークの光や音に緊張しながらも、姿勢やトーチの動かし方を工夫し、きれいな溶接ビードを目指して挑戦しました。溶接技術の基礎を体感する貴重な経験となりました。
【 ガス溶接 】
1.6mm厚の鋼板を使い、火炎による金属接合を体験しました。炎の調整や溶加棒の扱いに注意しながら、薄板を確実に溶接する難しさを学びました。実際に火を扱うことで、安全意識の大切さを改めて実感しました。
【 機械保全 】
機械の整備・点検を通して、保全作業の基礎を学びました。ボルトや部品の分解・組立、清掃を行い、普段は気づかない細部の重要性を知ることができました。安全で確実な作業を行う姿勢を養うことにつながっています。
初めて扱う工具や機械に戸惑いながらも、生徒たちは真剣に取り組み、少しずつ技能を身につけています!
これらの経験は、今後の専門的な学習やものづくりの活動に大きく役立つものとなります。