学校案内
令和8年4月9日(木)に行われた入学式の校長の式辞を掲載いたします。
令和8年度 大分豊府中学校第20回・大分豊府高校第41回入学式 式辞
校庭の木々も新しい芽をふきはじめた春爛漫の今日の良き日に、PTA会長 佐藤真人様、同窓会長 倉掛賢裕様をはじめ、多くの御来賓の皆様のご出席を賜り、ここに大分豊府中学校第二十回、高等学校第四十一回入学式を挙行できますことは、学校にとりましてこの上ない喜びであり、心より感謝申し上げます。
ただ今、入学を許可しました中学校百二十名、高等学校二百四十名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。大分豊府中学・高等学校の教職員を代表して、皆さんの入学を心から祝福し歓迎いたします。
さて、新入生の皆さん。皆さんは、今どのような気持ちで入学式に臨んでいますか?
おそらく、新たなステージでのスタートを前に、夢や希望に胸を膨らませていることと思います。一日のはじめ、月のはじめ、年のはじめなど、生きてゆく中にある様々な節目は、考えや思いを新たにすることができるものですが、とりわけ、入学という節目は、自分を変えることができる大きなチャンスとなるものです。それぞれの夢や目標が実現できるよう、強い決意を持ってこれからの学校生活を送ってほしいと思います。
皆さんが学ぶ大分豊府中・高等学校は、『魂を揺さぶる感動を経験し、理(ことわり)を正して知性を磨き、出会いを大切にし友情を深める、「感動 理知 友愛」』の校訓の下、「創造的な知性と豊かな人間性、逞しさを備え、高い志を持って国際社会でリーダーとして活躍できる人材の育成」を教育目標に掲げ、生徒一人一人が主体的に勉強や部活動など、日々の教育活動に取り組んでいる県内唯一の中高一貫教育校です。
また、本校には、情熱をもって挑戦を続け、少しずつ成長していこうという思いを込めた、「Challenge and Step Up with Passion」という学校スローガンがあり、機会あるごとに挑戦することの意義や大切さを確認しながら、それぞれが様々なチャレンジを続けています。
こうした中、新入生の皆さんにも、学校生活が充実したものとなるよう、学業をはじめ、様々なことにチャレンジしてほしいと思います。
ただし、チャレンジには失敗が伴います。「失敗を恐れず何事にもチャレンジ」するために、私は、失敗から立ち直る力、回復する力を皆さんに身につけてほしいと思います。
そのために、心にとめてほしいことが四つあります。
一つ、成果が現れなかったときは、「自分に才能がなかったからではなく、自分の努力が足りなかったからだ」と反省し、再び立ち上がること。「努力に勝る天才なし」や「努力は不可能を可能にする」という言葉があります。粘り強く努力した結果、才能が開花するのです。自分の可能性を信じて努力を続けてください。
二つ、失敗したことを悩んだり、悔やんだりしても、結果自体は変わりません。やらなければならないことは、次に備えて改善策を模索すること。いち早く気持ちを切り替えて、前に進むことです。
三つ、家庭や学校で叱られたときには、叱ってくれている人の思いをくみ取ること。あなた方の成長を期待しての叱責です。また、叱られることで、心が鍛えられ、「折れない心」がつくられます。
四つ、失敗しても他人のせいにせずに、自分自身にしっかりと目を向け、自己と向き合って考えること。他人のせいにした瞬間に自分ごとではなくなります。世界でたった一人の自分を育てる責任者は、あなた自身です。もう一人の自分と対話し、失敗から学んでください。
皆さんの大分豊府での様々な学びやチャレンジが、不確実で不透明な世の中を力強く生き抜いていくための力となることを大いに期待しています。
保護者の皆様に申し上げます。本日のお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より私達職員一同は、お子様の成長に全力でサポートをしてまいりますが、中学校・高等学校時代は、多感な思春期の真っただ中にあり、多くの障壁に遭遇したり、進路選択に迷ったりする時期でもあります。こうした中、本校での学びを通じてそれぞれの目標が達成されるには、教職員と保護者の皆様との相互理解、一致協力があってこそ成し遂げられるものと考えております。何卒、本校の教育方針にご理解をいただくとともに、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さんの大分豊府での生活が、実り多いものとなることを心から祈念し、式辞といたします。
令和八年四月九日
大分県立大分豊府中学校・高等学校
校長 佐保 宏二