令和8年度 新任式・1学期始業式が行われました

4月8日(水)、いよいよ新年度の学校生活がスタートしました。

校長式辞

皆さん、おはようございます。本年度より校長として赴任いたしました竹永 晃です。創立107年目という輝かしい歴史を持つ、この大分東高校の一員になれたことを、心から誇りに思います。私の専門教科は工業の「建築」です。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

いよいよ新年度が始まります。3年生は高校生活の集大成として、希望進路の実現に向けて本格的に取り組む重要な一年です。2年生は学校の中核として、様々な経験を積み、日々の成長を最も実感できる学年になります。
そこで、1年間の教育活動をスタートするにあたって、本日は私の専門である「建築」に例えてお話をさせていただきます。

これまで多くの建物を見てきましたが、長く愛される立派な建物には共通点があります。それは、目に見えない「基礎(土台)」が驚くほど強固であり、そこから真っ直ぐに伸びる「柱」が力強いということです。
100年以上という歴史の基礎の上に立ち、これからの大分東高校という大きな建物を支える「太く、強い柱」は、間違いなく皆さん一人ひとりです。

昨年度、皆さんは素晴らしい足跡を残しました。生活面では自転車事故減少し、以前に比べて学校がきれいになりました。
普通科の「インターンシップ」や「総合的な探求の時間」で見せた探究心。農業系学科の「日本学校農業クラブ全国大会」での優秀賞、そして地域や企業と連携した実践的な学び。
これらは単なる行事ではありません。皆さんが泥臭く努力し、仲間と汗を流して積み上げた決して揺るがない「基礎」です。それに100年以上の伝統がさらに強固な基礎にしています。

今年、皆さんにはこの勢いを止めることなく、「昨日の自分、昨日の大分東高校を超えていくこと」に挑戦してほしいと思います。他と比べず、比較せずに、「昨日の自分、昨日の大分東高校を超えていくこと」です。皆さんの心の中に「三つの太い柱」を打ち立ててください。

1つ目の柱は、【人格陶冶(じんかくとうや)】―「心を磨く」ことです。
建築で言えば、素材そのものを美しく磨き上げることです。知識や技術だけでなく、思いやりや責任感を持ち、誰からも「この人なら任せられる」と思われる、魅力ある人間を目指してください。

2つ目の柱は、【凡事徹底(ぼんじてってい)】―「当たり前を極める」ことです。
どんな高層ビルも、小さな釘一本、コンクリートの練り方一つから始まります。挨拶、時間厳守、整理整頓。こうした「当たり前のこと」を、誰にも真似できないほど徹底してください。その微差の積み重ねが、やがて圧倒的な実力という「土台」になります。当たり前のプロになってほしい。

3つ目の柱は、【心身一如(しんしんいちにょ)】―「心と体を整える」ことです。
心と体は、一つの建物の「構造」と同じです。どちらかが崩れれば全体が持ちません。日々の食事や睡眠を大切にし、相談する力、いわゆる相談力を磨き、部活動や行事を通じて、しなやかで折れない心と体を整えてください。

3年生の皆さんはこの学校の「顔」であり、完成形を示すリーダーです。
2年生の皆さんは学校を支える「中軸」です。そして明日、65名の新しい仲間(新入生)が加わります。この建物を完成させるのは皆さんです。
「人格陶冶」「凡事徹底」「心身一如」。この3つの柱を胸に今日から建設を始めましょう。皆さんの無限の可能性が、この一年で大きく花開くことを心から期待し、式辞といたします。

新任式

17名の教職員を迎え、新たな体制でスタートしていきます。