令和6年度全国高校総体水球競技開会式に本校生徒が参加しました

 令和6年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会水球競技(ありがとうを強さに変えて北部九州総体2024)が、大分商業高校で8月17日(土)から20日(火)の4日間行われました。初日の開会式に、本校3年の黒坂飛月(くろさかひづき)さんが、高校生活動委員の大分県生徒代表として出席し、式典の中で歓迎のことばを述べました。全国から集まった選手や監督、関係者の方々を心から歓迎するとともに、2年間の高校生活動で様々な経験ができたことへの感謝を伝えました。そして、これから試合が始まる選手達に「この日のために頑張ってきた自分を認めて、これまで支えてくれた周りの人の思いも力にしながら、全力を出し切ってください。」と、力強くエールを送りました。緊張を乗り越えて最後まで堂々とスピーチを行い、高校生活動の集大成に相応しい活躍を見せました。

【歓迎のことば】(パンフレット原文)
 この度は、令和6年度全国高等学校総合体育大会参加のため、大分県へお越しいただきありがとうございます。高校生の夢の舞台であるこのインターハイへ、日々の弛まぬ努力の末辿り着いた選手、監督や先生方、そして関係者の皆様を心より歓迎いたします。また、地元開催のインターハイということで、2年前の準備段階から参加させていただき、その開催を前に、選手の皆さんと同じように私の心も高揚しています。本日まで、インターハイの成功を目指し、多くの貴重な経験をさせていただいたこと、また、その喜びを言葉にして皆様方にお伝えできる機会を与えていただいたことに、心より感謝いたします。

 全国各地から集まった大勢の選手が参加するこの大会で、勝者は各競技1人(1チーム)です。多くの選手が敗者として涙を飲む、それが勝負の世界です。しかし、私たちは、ここに至るまで一人一人にドラマがあったことを知っています。ここに辿り着くまで、喜びや達成感など将来の財産となるような輝かしい瞬間もあれば、焦りや葛藤、苦悩などの困難がたくさんあったと思います。結果はどうであろうとも、ここまで頑張ってきた自分自身を信じ、認めてあげてほしいと私は思っています。自分を信じることなくして、最高のパフォーマンスは難しいと思います。この日のために頑張ってきた自分を認めて、これまで支えてくれた周りの人の思いも力にしながら、全力を出し切ってください。皆さんにとって「悔いのない」大会になることを願っています。そして、私たちの声援(拍手)は、勝者にのみ贈られるものではありません。フェアプレーと、全ての選手の積み重ねてきた努力に敬意を表するものであることを忘れないでください。

 大分県は、世界第二位の湧出量を誇る多種多様な温泉と、豊かな自然に囲まれた風光明媚な土地です。都市部も温泉はもちろん、花や樹木が多く、心も体もリラックスできる街です。また、海の幸、山の幸も豊富で、おいしい郷土料理が多いです。これを機に、多くの方に大分の良さを知っていただき、今後も大分県に足を運んでいただけると幸いです。

 最後になりますが、皆さんが正々堂々と実力を出し切り、素晴らしい大会となることを心より願っております。頑張ってください!

令和6年度全国高等学校総合体育大会高校生活動委員 大分県生徒代表
大分県立大分東高等学校3年 黒坂 飛月