令和7年度 校内授業研究会

 11月19日(水)午後、「本校の授業改善のテーマである『確かな知識・技能に裏付けされた「思考力・判断力・表現力」を、更なる思考の深まり・学力の向上に繋げていこうとする学習者の育成』を達成するため、シラバスを活用し目標や取組内容等を教師と生徒で共有する授業を教科の枠を越えて考察し、探究的な授業について研究・実践することを通して、学校全体の授業改善に資する。また、学習指導及び学習評価(観点別評価)等のポイントを、学校全体で共有する。」ことを目的として、指導・助言者として各教科(理科・数学・保健体育)の県教委 指導主事、また、他校の先生方も参加して、校内授業研究会が次の流れで行われました。

1.会議室で全体による事前研究で各授業の要点説明
2.研究授業(3教科で実施。下記に教科・クラス・科目・授業者・内容・目標を記載)
【数学】1-5 数学Ⅰ(酒井 拓 教諭)データの分析 仮説検定
    中津市や高校生の課題を、仮説検定の考え方を用いて分析することで、
    仮説検定の良さ(結論の客観性 、妥当性)を実感し、
    その考え方を活用しようとする態度を育てる。
【理科】2-5 化学 (小野 弘嵩 教諭)気体の性質(理想気体と実在気体)
    理想気体と実在気体について、2つの違いに着目して、
    実在気体が理想気体に近いふるまいをする温度・圧力条件を説明することができる。
【保健体育】2-4 保健(栗林 尚輝 教諭)環境と健康
    安全でおいしい水の確保に向けた、課題の解決方法について考える。
3.参観した先生方による授業後の生徒へのヒアリング
4.授業研究会(分科会)
5.全体協議会(分科会報告及び総評)

 授業研究会(分科会)では、授業者の先生自身の振り返り、参観した先生方から授業者への質疑応答、班別協議(探究的な授業としての成果とその評価について)があり、各分科会とも活発な協議が行われて、分科会の最後には該当教科の指導主事から指導・助言等をいただきました。
 全体協議では、分科会報告で各分科会の協議内容を全体で共有した後に、県教委指導主事から現行の学習指導要領についての確認、「探究的な学び」の具体例や実施のために必要な姿勢等についての講義がありました。
 色々な気づきのある意欲的な研究授業、活発な授業研究協議、示唆に富んだ指導主事助言・指導と、今後の進化・深化した授業につながる密度の高い有意義な授業研究会でした。