3年生を対象に人権HRA

令和7年6月18日(水)7限目、3年生を対象に人権HRAの授業を行いました。今回のテーマは「言わない・書かない取り組み~就職における差別問題を考える~」です。就職活動の中で、本人の能力や適性とは関係のない質問が行われ、不合格の理由とされてしまう「就職差別」の問題について学びました。

授業では、かつて企業が使用していた「社用紙」と、現在の「統一応募用紙」の違いを比較しながら、どのような情報が差別につながる可能性があるのかを確認しました。また、大分県内で実際に報告された違反質問の事例も紹介され、生徒たちは「こんなことまで聞かれるのか」と驚きの声をあげていました。

こうした不適切な質問に対し、「学校の指導によりお答えできません」と答える「言わない・書かない」という取り組みが、自分を守るだけでなく、社会全体の差別をなくす一歩につながるということを学びました。生徒一人ひとりが、自分の進路を安心して切り拓いていけるよう、今後も人権意識を高める学びを大切にしていきます。