1学期終業式 式辞

本日は、1学期の終業日です。
ここでは、1学期を振り返ってみることにします。1学期は4月10日から、1年生は4月11日からでした。今日が7月21日ですので、約3ヶ月強の月日が流れました。君たちに振り返ってほしいのは、基本的には3つです。
                                                    
まず第1には、始業式にも説明した「学習方略」、勉強のコツについてです。少しは自分自身の「勉強のコツ」について考えることが増えたでしょうか?今、映しているのは犬塚先生の講演でも紹介されたスライドです。どうですか、自分の勉強の仕方に自信が付きつつあるでしょうか?ぼく自身の実感として、よりベターな勉強方法というものは存在しますが、それを見極めるには試行錯誤も必要です。ぜひ、粘り強く取り組んでください。
                                               
第2に振り返ってほしいのは、自転車のヘルメットについてです。
これはついてはどうですか?かなりの人が着用してくれていると思っていますが、時々被っていない人を見かけることがあり、大変残念です。なぜ、残念か? 校則を守っていないから? ぼくの声が届いていないから? どれも、間違いではない。でも、一番の理由は、被っていない人も事故にあったら後悔するからです。ヘルメットを被ることで、4倍いのちを守ることができます。真剣に考えましょう。自分のいのちを守りましょう。
                                    
第3には、精神的に成長しましたか?
この1学期には何回も、生徒たちから「失礼します」というあいさつをもらいました。実は、昨年度、生徒たちに「さようなら」ではなく、ちゃんとした「失礼します」というあいさつがあるのだから、それを使いなさいと全校集会で言ったことがあったのです。それを君たちが受け止めて、やはりもう高校生なのだから、ちゃんとした、大人びた言葉遣いをした方がよいと考えて、「さようなら」ではなく「失礼します」を選んでくれているのだとしたらうれしく思います。
                                         
君たちも、この学校にいるのは、3年間だけ。肉体的にはもちろん、やはり精神的にも成長して卒業していってほしい。その精神的な成長は、各教科のシラバスには入っていませんが、重要なことです。大人にふさわしい思考や言葉遣いをぜひ、積極的に身に付けようとしてください。大人にふさわしい態度の代表は、自分を客観的に見ることです。自分の振る舞いやことば遣いを客観的に見て、ふさわしい態度がを判断してください。そうすれば、校長室前では、静かに、私語もなく、通行することの妥当性が分かってもらえると思います。
                                            
今、振り返ったのは、重要なことばかりです。ぜひ、夏休みの課題も「本当に自分に身に付いているか」を尺度にしてください。そして、ヘルメットも着用してください。適切な言葉づかいについても実行してみてください。
                                              
以上で、1学期の終業式の式辞を終わります。